イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

生きることのつらさ

パッと視覚に飛び込む仕掛けは、とかく目から鱗。
FAなど表紙やイラスト意外で小説を目で見て楽しめるなんて、驚きを超えた感動だ。
なろうのサイトを、ここまで彩ることができるなんて夢にも思わなかった。

タイトルからほんわかした内容をイメージするが、ストーリーは現代の世相が反映されており読んでいってギョッとする。

中2の主人公の前に現れた謎の少女の言動を注意して読むと、ラストは最高の魔法にふさわしい奇蹟が起きる。

最高の物語と出会って欲しい――

∀・)僕にとっての1番の出会いは誰にも知られずとも、コツコツとホラー作品をぶれずに書き続けているツヨシさんだと思ってます。彼から多くの感銘を受けました。いでっちでーす!!


∀・)はい、ところが本作はツヨシさんの作品ではございません。高山由宇さんの作品です。ホラーではないんですよね。ローファンタジーなんですよね。でも僕は彼女のホラー作品が好きで、それで――


(ええ加減本題に入りやがれ!!ボコスコボコ!!)


∀・#)すいません。そう、この作品はローファンタジーなんですが、とある少年が魔女(なのか?)の女性と学校の屋上で出会うことから始まるんですね。彼は彼女を通じて1つの物語と出会います。そして彼自身の物語も動くのです。この構図が見事にハマった傑作なのでございます。あなたがこの物語に触れたとき、あなたの物語も動くのかもしれません。ぜひ体感して欲しい。心からイチオシさせて頂きます☆彡

自殺をしようとする少年の前にあらわれた美しい女性。彼女はどこか、おかしい……

  • 投稿者: 夢学無岳   [2021年 02月 14日 11時 03分]
少年は、校舎の屋上から飛び降り自殺ようとした。

こんな世界、生きる価値はない。どこかに自分を必要としてくれる別の世界があるかもしれない。そんな淡い希望を抱いて。

しかし、その直前に、美しい女性が現れた。

彼女はいったい誰なのか。

彼女は、どこかおかしい……。

知恵遅れなのか、中二病なのか。自分の姉が、最高の魔法使いだと云う。

会話と共にその正体が明らかになっていく。

幻想的ミステリー。
↑ページトップへ