イチオシレビュー一覧

主人公は一人で誕生日ケーキを食べている。
それには悲しい事情があった。お局様と呼ばれ始めた年齢なのに誰一人彼氏がいないのである。
主人公はそれを気にしている様子はない。
もはや、諦めたと見えるのは気のせいだろうか。
そんなケーキを持ってきたのは同期入社の課長である。
みんなでケーキを買って持ってきたのだろう。
主人公はそのように捉えた。
そして再び課長が家にやってくる。
その目的とは一体？

この作品はこの作者様の「彼と彼女の残念ごはん」シリーズの一作です。

シリーズと言っても「食べること」をテーマにした独立した連作群なので、事前の予備知識は不要なので安心して読むことが出来ます。

３４５９字の現実恋愛。「ロマンスとはほど遠い」という題名ですが、まごうことなき現実恋愛です。

さて主人公はギリギリ30代の一軒家に一人暮らしの独身女性。

勤め先の制度で「誕生日休暇」を取って自宅にいます。

そこに一人で訪ねて来たのは同期で彼女の上司の課長。やはり独身！

すわ、ロマンスか？　しかし、この課長。びっくりするほどコミュ障。はてさて、どうなる？　主人公の誕生日！？

ここから先は実際に読んでお確かめください。

不器用な一生懸命は応援したくなりますが、度を越すとやはり笑ってします。楽しませてもらいましょう。