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正統派喜劇を感じる作品

追放系が大好きな寡黙騎士。

この時点ですでに面白いにもかかわらず、「生で追放を見たいがために色々する」というアクションをとらせたことで、ロウというキャラクターの面白さは突き抜けたと言えよう。

流行りを意識しつつも、古典的な教訓をふくんでおり、読んでいて正統派喜劇を感じた。

似たような成分を含んだ古典作品をあげるなら、セルバンテス作のドン・キホーテだろう。

 ここまで小難しい理屈をさんざん書いてきたが、私が言いたいことはこの一言に尽きる。


この小説はいいぞ。
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