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ついに『地の文』が追放される時代に……

 地の文、つまり小説における説明部分のこと。
 最近のweb小説などではかなり軽視されているのではないでしょうか。スマホなどで小説を読むのにあたって、確かに地の文は若干読みづらいです。ごちゃごちゃして、セリフだけでいいと思う人もいるでしょう。

 そこで地の文は、追放されました。
 今まで所属していたメンバーから「お前はもう要らない」と言われてしまった彼(?)は、今の時代も自分の存在価値はまだあるのではないかと考え始め……。


 普段、web小説を読む時に地の文をうっかり読み飛ばしたりしていませんか?
 そんな人にこそ読んでほしい作品です。面白いのでぜひご一読ください!

地の文が追放される!? この発想はなかった!

タイトルを見た瞬間にぶったまげました。
まさか地の文が追放されてしまうとは…。

地の文は当然不服に思いますが、
追放した者達は地の文がなぜ時代遅れになってしまったかを説明し、
もちろん地の文にも言い分はあり、そしてなぜこうなってしまったかを冷静に分析します。

小説を読む人は「自分は地の文がどれぐらいある方が好みか」と考えることもあるでしょう。
書く人は「地の文はどれぐらい書くべきなんだろう」と悩む人は多いでしょう。

そんな方々、一度この作品を読んで“地の文”というものについて改めて考えてみるのはいかがでしょうか。

遂に【地の文】さん迄が追放されてしまった!

  • 投稿者: 退会済み   [2021年 04月 03日 12時 39分]
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この小説はまず掴みがスゴい。「地の文! お前を追放する!」……である。【地の文】を追放する?一体どういうことだってばよっ!?サ◯ケェ!!!と自分もなってしまった。この小説ストーリーは追放モノから派生した形態の一つであろう。なろうでは追放モノが溢れかえり様々な切り口の追放ストーリーが語られるが、これは変則的な切り口で【地の文】さんを追放するストーリーとなっている。奇抜な設定から始まるが読み進めていく内に小説の在り方について考えさせられる内容になっていた。「小説は何処から来て何処に行くのだろうか……」そんな事を考えさせられた。チャットノベル、オーディオノベル……時代の転換期なのかもしれない。小説のこれからが気になった方に是非オススメの作品です。一分ちょっとで読めますよ。(^ω^)―
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