イチオシレビュー一覧

それぞれの想像で結末を補完させる手法は難しいのに、とても上手に利用されているなと思いました。この物語によく合ってると思います。

が！！！

作者さんの考える結末を知りたい！！どっちに転んでも、幸せになる未来を想像しているので（笑）
王子相手なら弟の執着を考えると祝福してくれるためにはどんな物語が必要かとか弟相手だと子供はどうするのかなとか。
どっちを書いても炎上しそうなので難しそうだけど、新しい鬱展開があっても楽しく読める自信があるので、後日談、知りたいなあ。

ついつい何度も読み返してしまう
そしてギデオンの身勝手さにムカついてギデオンの反省に納得しかけてまたコミカライズ読んでギデオンにムカついてを繰り返してる
いやーこれだけ悩ませるんだから良作だわ
近親系苦手だけどやっぱりセリオンと結ばれた方が幸せな気はする
反省後のギデオンは嫌いじゃないけどやっぱり調子良すぎるというか今更何言ってんだって思っちゃうよね

シンデレラのお話が嫌いな自分にピッタリでした。

文章がしっかりしていて読み易く、登場人物も人格を感じる、楽しめる読み物でした。

悪役令嬢物へのアンチテーゼかと思いきや、シンデレラへのアンチテーゼでした。

シンデレラってめちゃくちゃな話だよね、シンデレラみたいに王子が馬鹿すぎたら国傾くよね、って話なんですが、この物語では王子の頭はそこまで悪くなく、憎めないしだんだん好きになっちゃう。私は王子派です。

一気に読んだ。なんと深いことか。
最初は大好きな悪役令嬢物語のざまぁを期待して読み、できればざまぁされた側の後悔もあると良いなと思っていたけれど、もっとずっと深い内容で本当に面白かった。物語の進みも無駄がなく、難しい言葉違いも内容に合っている。一言で説明するには難しいが、よくある悪役令嬢物語が学園祭で披露される劇だとしたら、この物語はお金を払って観たいプロによる劇である。途中涙が止まらなかったので、読むときは場所もティッシュも用意してほしい。
母が違えど姉弟であることは間違いがないけれど、このような形なら応援したい。そして殿下にはとことん後悔して欲しい。

あまりにリアルで、主人公のその後の幸せを願ってやみません。

真に心をうたれた気がします。
既存の作品とは、
主人公の外見の描写、美醜の描写、主観のパートが少ないことが
意識的になされている様に思います。
だって本当は自分の美醜は思い込みで
人によって受け取り方は違うから。
主観で書くよりも客観で書かれている方がより
人格を浮き彫りにするのだと感じました。
それによって貴族の（小説の既知の世界ですが）
婚約破棄、貴族としてのあり方がこんなにも生き生きとした
大河感。
記憶をなくしたらまた読みます。がち。

実家が没落し自身も破滅する予知夢をみるところから始まるヒューマンドラマ。

前半は特に暗い雰囲気が漂います。

その中で自分の家族を守ろうとするヒロイン。

少しずつ希望の光が差し、周りの雰囲気が変わって行く様子をヒロインに感情移入しながら読み進めました。

時間逆行とか、チート能力とかはありません。

ただ淡々と時が流れ登場人物たちも少しずつ変わっていきます。

辛いこともあるけれど読んで良かったなと思わせてくれる作品です。

悪役令嬢モノ、と呼ぶジャンルに含まれるであろう冒頭の婚約破棄イメージ。「真実の愛」とやらに振り回されがちなこのジャンルですが、この作品を良作へと押し上げているのは「突拍子もない展開がない」こと。
冒頭、予知夢を見る主人公からスタートしますが、貴族家に生まれたといえど出来ることは両掌で数えられるほど。主人公の令嬢も認知が薄れていた異母弟妹をふと思い出したり、卓越した能力を持つ弟も最初はそんな姉を疎んでいたり。第二王子や恋仲と謳われた令嬢もある意味で明確な悪役ではなく、登場人物それぞれが少しずつ拗れていった結果ここまで追い込まれてしまうものかと感嘆しました。
完璧な人物もおらず、チートもない。まさに「箱庭」の中で全てが緻密に歯車を回し続けていた作品かと思います。偶々ランキングで発見して完結まで一気読みしましたが、まだ見ぬ良作は眠っているものですね。
素晴らしい作品を生み出したこと唯々感謝です。

悪役令嬢ものを下地にしながらも、独自色に溢れた作品です。ジャンル・ヒューマンドラマということですが、まさにふさわしい名作です。

序盤はゆっくりと状況が悪くなっていきますが、主人公の特別な才能や機転で一発解決！ みたいなことは起きませんし、予兆すら見えません。このまま不幸のどん底まで沈んでいきそうな絶望感が堪能できます。それでいて僅かな希望に向かって努力する主人公を応援したくなり、読むのを止められません。
事件の解決もゆっくりと、爽快感というより開放感を伴いながら、最善ではないが納得できる形に落ち着きます。

あと、個人的にはこの作品の貴族の在り方が好みです。フィクションだと貴族というのは悪役になる都合上、「普段なんの仕事してんだ？ 」「こいつらにできる仕事なんかあるか？」 と言いたくなるような浅慮で傲慢なキャラクターが多いですが、この作品では違います。貴族ファン（？）にもおすすめです。

タイトルから軽くぽんぽんと読み進めることのできる話かと思いきや、かなり重い、そして読みごたえのある話でした。

読みづらさもなく、何度も涙をこぼす羽目になり、途中で読みやめることもできず、睡眠不足に。

主人公があまりにもしなやかに淡々としている反面周りにいる人々がとても普通の人間らしかったです。おごり高ぶるもの、羽目を外すもの、嫉妬するもの、そして厭らしさが、下品に書かれていないところがまた素晴らしいところでした。そして、噂の怖さと、言葉の重さ、責任の重さを感じました。

最後に
主人公に優しい日々が訪れますように。

絶対に見た方がいい、見ないと損するよと言いきりたい！！いや、個人差はあるかもしれませんが私はドストライクだったんです！

題名が気になり読んでみるとスクロールする手が止まらず最後まで読み終えていました。キャラクターからストーリーまでが素晴らしく、とっても感動します。水分を手元に用意しておかないと干からびてしまうんでは無いかというくらい泣きました。

眠気も吹っ飛びます、読む前は少し眠たかったのですが、頭が覚醒して気づけば明るくなっていました。それくらい夢中になれます。

書籍化されたら真っ先に買わせていただきたいと思います。書籍化してください！！本当に好きです。

おすすめです！！！！！

レビューとかも初めてなので大目に見てくださると嬉しいです