イチオシレビュー一覧

ポストに投函された謎の手紙。
主人公はその内容から真の意味を理解しようとする。
比較的、簡単な言葉遊びなので、読者は主人公ととに謎を解く楽しみを覚えるだろう。

物語は最後、意外な形で幕をとじる。
ただの言葉遊びで終わるのではなく、最後は謎をのこしたまま読者に委ねる形で物語が終わるのだ。

果たして、真相はいかに。



言葉。
それは時に人を殺める力を持つ。
冥府の先で待つものが、理解しがたい言葉であなたを呼んでいるかもしれない。

郵便ポストを覗いてみよう。
差出人の分からない、不思議な文章の手紙が入っていたら……。

それは向こうの世界からの招待状かもしれない。

ある日、郵便受けに届いたのは、一枚の手紙。
中身は誤字だらけの、恐ろしさ溢れる怪文書だった。

主人公は興味をひかれ、手紙を読み解こうとする。
こうだろうか、ああだろうかと自分なりに推理していく。
最後には意味の通る文章へと変換し終え、眠りにつき――。

ミステリー好きにはオススメ。
ただし、ホラーが苦手な方はご注意を……。

タイトルを見て何を言ってるのかと思ったアナタ、一度ご覧になってみてください。

とある怪文書（？）が届くところから物語は始まります。

誤字から企画だけに、何とも物騒な誤字だらけの手紙です。

この作品、恐らくですけど、あえて情報量が絞られています。
前情報なしで一旦、解いてみましょう。

内容は『あるある』と言いたいくらい、微笑ましい書き間違いの文章。

溶け魔死たか？もとい、とけましたか？

苦笑……しているかはともかく、淡々と文意を解いていく主人公。

そして迎える真相は……。

文面に違わず、あいにきてくれる上に、
その後のことすら示唆してくれる親切さ！

しかも、蕎麦煮いてくれるオプション付き。
おっと。先ほどから、つられて誤字が。

この文書はある意味、ラブレターなのかもしれません。

タイトルにこう書いて置いてアレですが、
個人的にはラブストーリー説を支持します（発狂）

それは、文字の変換がおかしく誤字だらけ、どうしてそうなったのと訊きたくなる様な手紙。

そんな手紙を受け取った主人公は早速解読を試みます。

読者も一緒になって、その手紙の真意を探ることができる、楽しくて面白い展開です。

おっちょこちょいな人が書いたのかな？
ついつい苦笑が漏れる、そんな一枚の手紙。

果たしてそこに込められた思いはどんなものなのか。

ドキドキして進んだ先のラストシーンに、間違いなく衝撃を受けることでしょう。

短編として最高の作品です。
サクッと読める文字数と、それを超える読了後の衝撃と満足感を是非、味わってみてください！