イチオシレビュー一覧

ストレス発散をしよう。命を粗末にしないために。それがこの『壁』殴りのエッセイだ。

新社会人でも、２年目以降の人でも、学生でも、ストレスは溜まる。
理不尽な出来事に否応なしに巻き込まれた時に、人は理由を探す。
けれど、納得できる理由ではない。
どう考えても、苛立ちが増すだけ。

そこで自分を責めてはいけない。
怒りでいい。

そして、その怒りを対人で解消出来ることは、ほぼ無い。

そんな時は、壁だ。

素手の拳で壁を殴れ。
そして、今の自分の心を知ろう。

頑丈な壁に打ちつける拳。
その正しい方法と意味をこのエッセイは的確に教えてくれます。
拳を傷つけるために殴るのではない。
心のストレスをぶつけるために、壁を殴るのだ。

怒りも出ない状態になる前に。

あなたの怒りは心のサイン。

さあ、正しい『壁』の殴り方を覚えましょう。

壁を殴りましょう。

他人を殴るより。自分を殴るより。狭義的には自分を殴ることとイコールかもしれませんが。目の前の、自分が選んだ、物理的な壁を殴りましょう。

私のように、片手でシャープペンを折ってはいけません。
さよなら製図用、880円。真っ二つ。ゴミを増やすだけです。地球とお財布に優しくない。

壁を殴るだけなら。
傷むのは、己の拳だけです。その痛みが確かなリアル。

本作は【新社会人応援エッセイ】となっていますが、十分に悩める人のバイブルです。

　ストレス溜まっていませんか？
　少しなら大丈夫でしょう。でも、毎日毎日積み重なるストレスに苦しんでいる人は是非このエッセイを読んでみてください。

「自分は大丈夫」
「もっと頑張らないといけない」
「仕事だから仕方がない……」
　そう自分に言い聞かせるのはもうやめませんか？ ストレスの原因はいろいろあるでしょう。自分ではどうしようもないこともあるでしょう。でも、諦めないでください。

　まずはこのエッセイを読んでみてください。
　何かが変わるきっかけになるかもしれません。

嫌なこと、辛いこと、沢山ありますよね。
特に、新社会人の皆さんは、初めて遭遇する社会の荒波に揉まれて心底嫌になっている人も多いのではないでしょうか。
初めての職場がどんなところなのか、それは勤めて見るまで分かりません。
とんでもないブラック企業に就職してしまった人もいるでしょう。
そんなときは、そう！壁を殴るのです。
え？なんで壁を殴るのかって？
壁を殴って何か解決するとは思わない？
それは是非この作品を読んでみて下さい。
あなたもきっと、壁を殴りたくなることでしょう。

【新社会人応援エッセイ】です。いえ、新社会人と言わず、悩める全ての人に読んでいただきたい作品です。文章も読みやすいです。

この世は残念ながら不条理です。理不尽に溢れている。でも、自分を粗末にしないでほしいという優しさに満ちたエッセイなのです。

ストレス発散のための壁の殴り方を分かりやすく解説。それは作者様のしたたかに生きようよという呼びかけなのだと思います。

新社会人は特にだと思いますが、悩めるあなた。ぜひ、この作品を紐解いてみてください。

【新社会人応援エッセイ】らしきものだ。
多くの人が通ってきた道、今は絶望で真っ暗闇に見えているかもしれない、３年我慢しろ、きっとその先は楽しいことが待っている。

願い下げだ…薄っぺらいッ！

敵はストレス、全ての攻撃を無効化するデバフ特化の権化、強大無比だ。
対抗できず身も心も折れそうなとき。
筆者の伝えたい方法は、たった１つ。


『　壁　殴　り　』　だ　。


適切な『壁』の選択、最適な力加減、注意点、終了のあいさつ。
社会人としてあるべき姿と人間の尊厳を守るため、正しい『壁』の殴り方を会得して、「いのちだいじに」。
そんな切なる願いが込められている。

壁殴りのプロが送る優しさに満ちた励まし、もし貴方が手遅れ気味のくたびれサラリーマンだったとしても、「この方の御言葉にもっと早く触れていれば私の人生は違ったものとなった」と涙することだろう。
むしろ、あなたにこそ必要なのかもしれない。

「線路が呼ぶようになった」
ブラック企業に勤めていた私の友人に起こった現象です。
もちろんストレスからですが、彼女は、上司に相談して退職を勧められるまで、それを自覚していませんでした。

そう。
ストレスに晒されているのを、自覚しているうちはまだ、良いのです。
ストレスに慣れ、自覚しなくなってくるとき、心身は既に蝕まれ始めています。

ストレスに慣れてはいけません。必ず、小まめに発散させてください。

そのための方法の1つ。それが、こちらのエッセイに書かれている　『壁殴り』　です。
正しい壁殴りの方法を、事細かに紹介してくれているこのエッセイを読めば、あなたも立派な壁殴りのプロになれることでしょう。
正しい壁殴りを実行してもなお、やりきれないと思った時には……　このエッセイを、もう一度読み返してください。
とても大切なメッセージが、込められています。