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どんでん返しは、わかりやすさの前提あってこそ 「新聞を読む、そして最後の審判が下る」という作品

  • 投稿者: 高取和生   [2021年 05月 04日 12時 56分]
なろうでは、推理ジャンルはあまり人気がないと聞く。
ラノベ全体でも、ミステリー風味の作品はあるが、謎解き主体の作品はかなり少ないようだ。

ところで、なろうで人気がない推理ジャンルといっても、秀逸な推理小説と、推理をメインに創作されている優れた作家さんは存在する。髙橋朔也氏も、そのお一人である。

高橋朔也氏が、その筆力を持って発表された「新聞を読む、そして最後の審判が下る」は、少ない手がかりから一気に謎が解明されるという、極めて面白い推理小説である。ラストまで読み終えたあなたは、きっと驚き、再度読み返すことであろう。

こんな作品に巡り合えるから、やはり、なろうは侮れない。
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