イチオシレビュー一覧

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こちらの作品の輝き具合は素晴らしすぎですなぁ!

虎龍は感激しましたなぁ! 

作者様の迸るセンスに感激しましたなぁ。

ストーリー的にはなろうに良くある追放からのざまぁ系なのですが……人ではない食べ物キャラクターの配置の妙が素晴らし過ぎて感動レベルですなぁ。

言葉の言い回しやキャラクターの特色などが分かり易く楽し過ぎますなぁ。

皆様、春の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。

刮目せよ、コメのポテンシャルを!

 日本人の食卓は洋の東西を問わず、様々な食文化を吸収して成り立っています。 
 十人十色、個性豊かな献立を取り持つのは我らがコメ。酸いも辛いも抱擁し、丸めて握れば携帯もできる懐の深さにいくら助けられたか、人類には最早把握できません。

 その握り飯ことおにぎりこそが今作の主人公なのですが……どうやら彼を弁当箱から追放した不届き物がいるようです。
 そのモノの名はサンドイッチ。おにぎりの永遠のライバルにして、唯一コメと相入れない存在・パンの一族です。

 この物語を通して描かれるのは、一見地味であるが故に輝くコメの素晴らしさ。相棒と調理次第で健康的にもジャンキーにもなれる、我々の白いパートナーの魅力です。

 コメは、多様性を増し混沌を極める日本人の食卓を強力に支える縁の下の力持ちなのです。追放ものたる本作にこれほど相応しい主役がいるでしょうか!
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