イチオシレビュー一覧

世界の敵を倒した勇者が、仲間に裏切られて処刑され、ヒヨコに転生して大冒険や復讐をする話かと思いきや…
結構シリアスかつ御都合主義が起きない世界観の中で、主人公のヒヨコが個性豊かな登場人物達と関わりながら、たまに戦ったり、ピンチになってピヨピヨしながらも、好き勝手にヒヨコ生を謳歌して行く物語です。

このヒヨコがほんっっとにアホ可愛すぎて、行動が一々面白すぎて、一瞬で虜になってしまいました。

物語が進むに連れてメタ発言やパロディネタがあったりして、癖が段々と強くなっていきますが、そこまで読み進めていたらそんなのが気にならないぐらいヒヨコを愛でていると思います。

登場人物の行動原理や展開なども、一見すると御都合主義みたいな展開にも納得できる理由が用意されており、読みやすくサクサク読めます。

バトルあり、笑いあり、涙ありのとても素敵な作品です。
ぜひ読んでみてください。

信じた仲間に裏切られ処刑されたはずの勇者。

気がついたら、ピヨピヨ！

ヒヨコになっていました。

ここからヒヨコの快進撃(？)が始まります。

頻繁に差し込まれるギャグにヒヨコの一人語りが楽しくてサクサク読めます。

復讐にとらわれず、ピヨピヨ進むヒヨコの行く先には何が待っているのでしょう？

シリアスな戦闘回もありますが、基本痛快な冒険活劇(ピヨピヨ)です。

読んでね！

最初はありがちな、勇者が難敵を打ち果たした後、功績や恋人を奪われ処刑される。という陰惨なシーンから始まります。

が、その魂が転生したのが謎の鳥のヒヨコだった。

ことから、主に鳥頭のせいなコメディが始まります。

メタ発言やらパロディやらがテンポ良く詰め込まれているので何度も笑わされ、また、最終章では涙もホロリ、とさせられました。

女神様のマメなツッコミも光りました。

ステちゃんやトルテ、イグっちゃんや腹黒町長さん、山賊皇帝さんなどの脇役もキャラが立っています。

だんだん読み進めていくうちに自分でもふと気がつくとピヨッとか嘴じゃなかった、口走るようになる中毒性があります。すっかりピヨッピヨにされてしまいました。