イチオシレビュー一覧

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注:主人公は複数です

  • 投稿者: 梓兎   [2021年 08月 10日 15時 52分]
 話を読む前にこれは言っておきたい。

「ネームドは全員主人公です!」

 この物語、小説情報のあらすじでは氷鏡京太郎が語りを務めていて、まるで彼が主人公のように見えますがそれは(あってますけど)間違いです。

 この話に出てくる人物は全部で四人。三人は幼なじみの彼らですが、もう一人キャラクターが出てきます。そして、その全てが主人公のように悩み、間違い、変わっていきます。

 彼らは皆成長していき、過去を乗り越えていくのですが、主人公を氷鏡だとすると彼の成長物語にいくつか不要な要素が出てきます。(何かは言いませんが)

 その為、正直読めばわかると思いますが一応言わせていただきました。

 この物語に脇役はいません。一人一人がそれぞれの人生というストーリーを通して変化していきます。その描写はとても綺麗でわかりやすいです。

 是非、彼らの物語を一つ一つ噛み締めてください

リアリティ溢れた高密度の物語。

  • 投稿者: 九重   [2021年 07月 05日 14時 28分 ()]
たった8話。
その中に恐ろしいほどの密度でただ一つ掛け違えたボタンが、蝶の羽ばたき一つが大切なもの全てを壊してしまう様が描かれていく。
だが、今後如何様に彼ら、彼女らの関係が変わっていくのか──
リアリティ溢れた、ままならない現実を箱庭に閉じ込めたようなお話です、果たして物語は幸せか、不幸せか、どちらを誰に運ぶのか。
今後の展開を期待してお待ちしています。

7月20日追記。
とうとう、物語は終幕を迎えました、人によってはどこか納得できない、或いはそんな風になるの?、となる方もいるかもしれません。
ただ、このお話は読み終えてみれば四人の登場人物の挫折と再起、成長の物語であったようにも思います。
普通の幸せ、本当に難しいものですよね、中身が気になりましたら是非、最後まで読んでみてください。
ドキドキハラハラし、最後には貴方なりの感じ方で結末を見届けられる事でしょう。

幼馴染三人の関係性にハラハラして続きが気になる作品です!

  • 投稿者: くろの   [2021年 07月 05日 10時 59分]
幼馴染のメインキャラクター三人の視点を切り替えて読んでいくという珍しい作品です。

ですが時系列を大胆に動かしながらも読者に寄り添っていて、読みにくさは全くありません。それどころか視点変更ならではの出来事に対して異なる引きの面白さがあり、それぞれの登場人物への感情移入もしっかり出来るようになっています。

何より作品の特徴は次話が気になる引きの上手さです。纏めて読むのもいいですが、毎日楽しみに読むと一層それを体験出来ると思います。

最近のなろうにはない急転直下ともいえる勢いとダークさ、地の文と伏線の技巧が魅力。総合ランキングに入るのも納得です。
ぜひ一ご読ください!

毎回、次が楽しみになる

  • 投稿者: 震電   [2021年 07月 04日 20時 07分]
もちろん、物語の展開は楽しみだ
だが、それ以上に、筆者の安定した筆力が「読む楽しみ」をもたらしてくれる
この筆者の他の作品も読みたい
特に短編を読んでみたい
とても面白いのではないだろうか
と思っている

本作品は
毎回、次が早く読みたくなっている
このジャンルとして、
自分はスッキリする展開を望んでいるが、
それ以外の結末でも受け入れられそうだ

次の投稿が楽しみだ



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