イチオシレビュー一覧

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過ごしやすい爽やかな夏のような落ち着いた大人の恋。深夜の公園の情景と合わせて、お楽しみください。

  • 投稿者: 水渕成分   [2021年 11月 01日 22時 33分]
香月よう子様主催の「夏の夜の恋物語企画」参加作品です。

4164字の純文学。恋愛要素を含み、中身の濃い作品です。

主人公は5年前に最愛の妻を亡くした海外在住ライター。男性です。

執筆に行き詰まった彼は家を出ることにします、時刻は深夜10時を回っているようです。

過ごしやすい気候に、河原公園まで歩くことにした主人公。散策を続けているうちに一人の女性と出会います。

その女性の正体は? そして、二人の間に交わされる会話は?

それは実際に読んでお確かめください。

過ごしやすい爽やかな夏のような落ち着いた大人の恋。深夜の公園の情景と合わせて、お楽しみください。

夜の気晴らし散歩

  • 投稿者: 退会済み   [2021年 07月 31日 18時 57分]
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主人公は書き物が順調に行かないことを理由に夜の散歩にでる。時間は22時を過ぎた頃だろうと主人公は自分の行動から推測するのであった。
見上げると夏の星座が夜空を飾っている。
歩いていると芝生の上で上下するものを主人公は見る。
それはウサギの尻尾だった。うさぎの尻尾が横切った方向に進んでいくとそこには白いローブを着た女が居たのであった。
そこから物語は進んでいくのであった。

夏の夜の幻か? 緑の海の波間のうさぎに誘われて、月の光に浮かぶ白き花の精に逢いに行く。

この作品は、香月よう子 様主催の「夏の夜の恋物語企画」参加作品です。

主人公は、5年前に最愛の妻を亡くした海外在住ライターである。
夜間の執筆作業がスムーズにいかない。
そんな鬱屈とした雰囲気を振り払い、気分転換に夜風に誘われ散歩に外へと出てみれば、暗い緑地帯に広がる緑の波と野の花々。

まるで、ファンタジーの世界に紛れ込んでしまったかのようだ。

何せ、うさぎが登場する。
うさぎは時計こそ持ってはいないが、緑の奥へと駆けていく。主人公は、うさぎにつられて、その後へ。

月の光に照らされたシャスタデージーの群れの中、主人公が見たものは?
それは、夏の夜の幻か?
それとも、彷徨い歩く魂か?

家族を亡くし、古より妖精の住まう国に独り暮らす男に訪れた恋の予感。
花占いの結果は如何に?
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