イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く悠久の大地に立つ二人の若き獅子の物語
- 投稿者: sudochy0507 [2023年 03月 12日 07時 00分]
かの地に二人の若き獅子ありき。
一人は“母殺しの王”なる烙印(スティグマ)を胸に刻み無念と復讐を秘めつつ、かつての大帝国を復活させんとする兄エウゲネス。
今一人は故郷を追われ、胸に死刑囚の烙印を焼き付けられた異母弟マグヌス。弟は臣下として兄に仕えるに甘んじたり。
兄は綺羅星が如き臣下を従え、冷徹にして時に苛烈に母国マッサリアの覇権を大陸に敷かんとす。
弟は己が不遇をも糧とし数多の人々、時に奴隷をも人を人として懐に収め前へ進まんとす。
元服前の二人を預言者はこう言えり。
「この子が王位に就けば血は絶えるが国は栄える。この子が王位に就けば血は栄えるが国は亡ぶ」と。
これはかつての大地に己が野望と夢を賭けた若獅子の物語。
大陸を統べるはいずれの獅子か?
一人は“母殺しの王”なる烙印(スティグマ)を胸に刻み無念と復讐を秘めつつ、かつての大帝国を復活させんとする兄エウゲネス。
今一人は故郷を追われ、胸に死刑囚の烙印を焼き付けられた異母弟マグヌス。弟は臣下として兄に仕えるに甘んじたり。
兄は綺羅星が如き臣下を従え、冷徹にして時に苛烈に母国マッサリアの覇権を大陸に敷かんとす。
弟は己が不遇をも糧とし数多の人々、時に奴隷をも人を人として懐に収め前へ進まんとす。
元服前の二人を預言者はこう言えり。
「この子が王位に就けば血は絶えるが国は栄える。この子が王位に就けば血は栄えるが国は亡ぶ」と。
これはかつての大地に己が野望と夢を賭けた若獅子の物語。
大陸を統べるはいずれの獅子か?
人々を導く不思議な“引力”を持った主人公に手を引かれるように、スイスイと読み進めることができてしまう…。気付けばあなたも惹(引)き込まれること間違いなしの作品です!
とある大陸のとある大国で出会った姫と剣客の青年。それは周辺各国をも巻き込んだ争乱の幕開けになる──。
私的には主人公が最大の魅力に映ります。複雑な過去と立場にありながら、課せられた“役目”と“想い”を、腕っぷし、戦略、知略を持って叶えようとする。そうして傷つきながらも前に進もうとする姿は思わず応援したくなります。また、どれが本心でどれが嘘なのか。とらえどころのないミステリアスさを持ちながら、しっかりとした熱量も感じさせる人物に描かれており、常に興味を持ちながら彼の動向を追う=次のお話へと引き込まれてしまいました。
戦記モノならではの重厚な世界観。多くの人が登場するものの、それぞれに程よい分量で焦点を当ててくれるために人物像を描きやすく、結果混乱することもない。何より、読人々を導く“引力”を持った主人公が魅力的。一読して見れば惹き込まれること請け合いです!
私的には主人公が最大の魅力に映ります。複雑な過去と立場にありながら、課せられた“役目”と“想い”を、腕っぷし、戦略、知略を持って叶えようとする。そうして傷つきながらも前に進もうとする姿は思わず応援したくなります。また、どれが本心でどれが嘘なのか。とらえどころのないミステリアスさを持ちながら、しっかりとした熱量も感じさせる人物に描かれており、常に興味を持ちながら彼の動向を追う=次のお話へと引き込まれてしまいました。
戦記モノならではの重厚な世界観。多くの人が登場するものの、それぞれに程よい分量で焦点を当ててくれるために人物像を描きやすく、結果混乱することもない。何より、読人々を導く“引力”を持った主人公が魅力的。一読して見れば惹き込まれること請け合いです!
美しい文章の調べ、旋律にうっとりした。流行りには乗っていないのに、いや、だからこそ、この、魅力的な作品は輝く。戦記であり、純愛物語である。美しい男女の、懊悩絡む慕情は、読んでいて胸を打つ。緻密を極めている訳ではないのに、丁寧で丹念な文章に、ゆっくりと身を任せることができる。昼ドラのような要素もあるかもしれない。けれどそれは決して安っぽいものではなく、上質なものだ。物語全体に品位と呼ぶべきものがある。吟遊詩人が語るような、マグヌスとルルディの恋物語に、きっとあなたも魅了されることだろう。
※第一章を読んだ時点でのレビューになります。
全体的に綺麗かつ、細かく描写している部分があると思えば強く熱く描写する部分もあり、それらを正確に選んでいるように思える。
そして一番重要な、それらを裏付けるしっかりとした文章。
これらは明らかに作者本人の読書体験等によって培われた技術そのものだという印象を受けた。
だからこそ、軽めのハイファンタジーを主とする当サイトでは重めに捉えられるかもしれない。
この作者の文章の質の高さに付いていける読者がどれだけいるのだろうかとすら考えてしまう。
だがそれは、この作品の質が高いという意味でしかない。
、良い戦記物、良い文章を読むという目的に於いて、そこらの本屋で一冊の小説を何となく買って読む事と同等以上に、この作品の文章には得られるものがあると感じた。
いつか、このような作品を書こうとする者の為の手本となる物語だと言っても過言では無いように思える。
全体的に綺麗かつ、細かく描写している部分があると思えば強く熱く描写する部分もあり、それらを正確に選んでいるように思える。
そして一番重要な、それらを裏付けるしっかりとした文章。
これらは明らかに作者本人の読書体験等によって培われた技術そのものだという印象を受けた。
だからこそ、軽めのハイファンタジーを主とする当サイトでは重めに捉えられるかもしれない。
この作者の文章の質の高さに付いていける読者がどれだけいるのだろうかとすら考えてしまう。
だがそれは、この作品の質が高いという意味でしかない。
、良い戦記物、良い文章を読むという目的に於いて、そこらの本屋で一冊の小説を何となく買って読む事と同等以上に、この作品の文章には得られるものがあると感じた。
いつか、このような作品を書こうとする者の為の手本となる物語だと言っても過言では無いように思える。
まさに本格ファンタジー戦記
- 投稿者: 退会済み [2022年 06月 12日 23時 38分]
管理
昨今流行りのテンプレート作品とは一線を画す、オリジナリティ溢れる物語だと思いました。始まりから丁寧な人物関係の描写がされていて、内容がスッと入ってきます。また、地の文では叙情的な言葉が多く使用されており、書き手側として参考にしたい作品だと感じました。どのような展開になるのかワクワクする物語性も魅力で、読んだ人は虜になること間違いなし!
スゴくきれいな文章からスーッと自然に入り込んでしまい世界観。
気がついたらいつの間にか次々進み、最新話まで読み終えてしまいます。
主人公に隠された秘密、鍵となる黄色のオオカミ…伏線の張り方が絶妙!
読み進めて一旦回収すると見せかけて更なる謎を残してあり、想像が膨らむ楽しさがありますね!!
これはスゴくお薦めです!!
きっとこのストーリーの虜になります!
気がついたらいつの間にか次々進み、最新話まで読み終えてしまいます。
主人公に隠された秘密、鍵となる黄色のオオカミ…伏線の張り方が絶妙!
読み進めて一旦回収すると見せかけて更なる謎を残してあり、想像が膨らむ楽しさがありますね!!
これはスゴくお薦めです!!
きっとこのストーリーの虜になります!
情緒的な地の文やリアルな描写によって登場人物や世界観が生き生きと感じる作品だと思います。表現の仕方も特徴的で、読んでいて楽しい作品です。
戦記物ジャンルは確かに手が付け難いかもしれませんが、むしろ、だからこそと言いますか作品自体が美しく話の節々で作品を良く練って作っているだろうことが伝わってきます。
1度読んでみてほしいです。きっと面白さから手に取ってよかったと、そう思えるはずです。
戦記物ジャンルは確かに手が付け難いかもしれませんが、むしろ、だからこそと言いますか作品自体が美しく話の節々で作品を良く練って作っているだろうことが伝わってきます。
1度読んでみてほしいです。きっと面白さから手に取ってよかったと、そう思えるはずです。
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