イチオシレビュー一覧

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愛多ければ憎しみ至る。

 年齢にそぐわないほど落ち着いた少年、響輝君が引っ越してある町、龍ヶ峰市という所についたところから物語は始まります。
 日常から非日常へ――――――――。

 響輝君の運命は、ある少女との出会いからルートを外れてしまったかのようにどんどんカオスへと繋がっていく……。

 街、を舞台にした珍しいファンタジーだと思います!!

 では最後に。好きなラテン語の諺より拝借しましょう。

 Nihil agendo homines male agere discunt.
~人間は何もなさないことによって、悪事をなすことを学ぶ。~

強制的でない、引き込み

  • 投稿者: 榊屋   [2011年 06月 27日 23時 10分]
 主人公っぽくない、少し歪んだ主人公の響輝と世界観にややそぐわない、最先端の電子端末のハーデットの異色コンビが織り成す新感覚ファンタジー。
 僕はよく会話以外の部分を読み飛ばしたりするんですが、この作品のその部分を思わず読み込んでしまいます。恐らく、読み飛ばしても問題ないような、主人公の心情や考え、そしてそれが形成する世界観に、いつの間にか引き込まれています。それは、強制的ではない、文章の読ませ方だと感じます。
 万人受けする作品だと思いますので、是非読んでみてください!
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