イチオシレビュー一覧

王宮図書館を頻繁に利用していた令嬢レダ。
彼女は空想癖があったが、兄姉が居たために両親の目は厳しくなかった。
それ故に時間を見つけては読書を楽しみ……気になった司書メルカトルに会いに図書館に行くことだって出来た。
けれど、どうしてか第三王子との縁談なんて避けようのない話が持ち込まれてしまって……。

王宮の施設とは言え、男女が二人で会ってるのは障りがあるから、もう逢うことは出来ない。
そうやって別れを選んだ彼女の前に現れた婚約者、その正体が誰だったのか。
どうして、レダから「娘の結婚を諦めている」ように見えた両親が話を持ってきたのか。
彼女が見えていなかった諸々の真相を、どうか見届けて下さいな。

７７４４字の異世界恋愛です。

主人公は貴族の令嬢レダ。彼女は空想癖があり、図書館に入り浸る。ちょっと変わり者。でも、上に兄と姉がいるせいか自由にさせてもらっています。

そんな彼女が図書館に入り浸るのはもう一つの理由が。図書館で修繕を主にした業務に携わる、艷やかな黒髪を肩に流し、縁のない眼鏡をかけた理知的な風貌をしている二十代前半程度の青年。

メルカトルという名前も本当なのかどうか。そんな青年に彼女は徐々に心惹かれていきます。

そんなある日、彼女に断りにくい好条件の縁談が持ち込まれてしまい……

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なろうにいると分からなくなったりしますが、図書館に入り浸る人は、まだまだこちらの世界でもマイノリティーでしょう。
それでもその中から純愛が生まれれば、それは素敵なことですよね。
私は全く縁がなかった話ではありますがｗ