イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くファンタジーxホラー作品です!
曖昧な世界と、リアルな描写。
相反する地の文の不和が、ホラー感を助長させています。
度々登場するお茶会のシーンは、不思議の国のアリスになぞらえたものですが、これがとても上手くシステムとして機能しています。
マッドはアリスにヒントをくれるけれど、それは少しズレた言い方で、madさは原作らしさもあり
またそのセリフの言い回しが興味をそそります。
怪異の描き方、そこにある背景も丁寧な作りで、ホラー、ファンタジーその両方がうまく絡み合っていて
大人が読んでも面白い小説に仕上がっています。
とてもおすすめの一作です!
これから暑くなる季節、背筋がひんやりとするホラー作品を、ぜひ、ご賞味くださいませ。
曖昧な世界と、リアルな描写。
相反する地の文の不和が、ホラー感を助長させています。
度々登場するお茶会のシーンは、不思議の国のアリスになぞらえたものですが、これがとても上手くシステムとして機能しています。
マッドはアリスにヒントをくれるけれど、それは少しズレた言い方で、madさは原作らしさもあり
またそのセリフの言い回しが興味をそそります。
怪異の描き方、そこにある背景も丁寧な作りで、ホラー、ファンタジーその両方がうまく絡み合っていて
大人が読んでも面白い小説に仕上がっています。
とてもおすすめの一作です!
これから暑くなる季節、背筋がひんやりとするホラー作品を、ぜひ、ご賞味くださいませ。
描写が丁寧で状況がイメージしやすいホラー作品は本当に怖い。
本作は童話「不思議の国のアリス」の主人公と同じ名前の人が出てきて、置かれている状況も童話のそれに近いものがある。読者は「お、不思議な国に主人公が迷い込む話なのかな?」とイメージ出来て物語に入り込みやすい。
しかし、その期待はある意味裏切られることになる。童話でもおなじみの「お茶会」は(童話でもそうだが)会話がかみ合わない。しかも、理解できる部分は非常に怖い。
その後出てくる、チシャ猫や他のキャラもひたすら恐怖心をあおってくる。そして……
その先はぜひ読んでみてもらいたい。
本作は童話「不思議の国のアリス」の主人公と同じ名前の人が出てきて、置かれている状況も童話のそれに近いものがある。読者は「お、不思議な国に主人公が迷い込む話なのかな?」とイメージ出来て物語に入り込みやすい。
しかし、その期待はある意味裏切られることになる。童話でもおなじみの「お茶会」は(童話でもそうだが)会話がかみ合わない。しかも、理解できる部分は非常に怖い。
その後出てくる、チシャ猫や他のキャラもひたすら恐怖心をあおってくる。そして……
その先はぜひ読んでみてもらいたい。
非常に怖くて面白い。
まず最初から雰囲気が作りが圧倒的に上手い。
文章力が非常に高いので、描写も丁寧でイメージがしやすい。
一話目をアリスと言うタイトルにしてくるところにもセンスを感じる。
主人公が不思議な世界に迷い込んでしまうのでは?
という期待を読者に持たせる。
そう考えると、映画版の『バイオハザード』を彷彿とさせるのだが、
あの作品とは異なり、この作品はミステリー色が強い。
その雰囲気が始終しっかり保たれているのは素晴らしいと思う。
そして読み進めていると、アリスシリーズに出てくるようなキャラが、
出てきて物語を進めてくれるところもポイントが高い。
不思議の国のアリスのように、不思議な世界に迷い込んだ感覚を味わいつつ、
徐々に謎が明らかになっていく、そして時々ゾクッとするような作品をお望みの方は、
ぜひ手に取っていただきたい。
まず最初から雰囲気が作りが圧倒的に上手い。
文章力が非常に高いので、描写も丁寧でイメージがしやすい。
一話目をアリスと言うタイトルにしてくるところにもセンスを感じる。
主人公が不思議な世界に迷い込んでしまうのでは?
という期待を読者に持たせる。
そう考えると、映画版の『バイオハザード』を彷彿とさせるのだが、
あの作品とは異なり、この作品はミステリー色が強い。
その雰囲気が始終しっかり保たれているのは素晴らしいと思う。
そして読み進めていると、アリスシリーズに出てくるようなキャラが、
出てきて物語を進めてくれるところもポイントが高い。
不思議の国のアリスのように、不思議な世界に迷い込んだ感覚を味わいつつ、
徐々に謎が明らかになっていく、そして時々ゾクッとするような作品をお望みの方は、
ぜひ手に取っていただきたい。
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