イチオシレビュー一覧

四条舞香の幼馴染である樫田アリスは、イギリス人の母を持つハーフの少女。
2人の間では幼いころから「挨拶」と称したキスをしてくる習慣が、高校生になっても続いていた。
だけど、舞香はこの習慣を終わらせたいと思っていた。
アリスの方もそれを察していたから、舞香を言いくるめようとしていた。
それを表現した会話こそが、この作品のタイトルです。

幼少期、キスをしてきたのはアリスから。
けれど続けていくうちに、お互いに好意を抱くようになっていて……ただ、最後の一歩を踏み出せずにいた。
幼馴染で、大切な相手だからこそ臆病になっている2人が可愛くて、見守りたくなる百合短編。