イチオシレビュー一覧

主人公は自分の外見に自信がない女性です。
「ブス」という言葉は聞き飽きた、合コンの引き立て役として飲み会に呼ばれるだけの存在。
そんな彼女の前に現れたのは、見目麗しい男性でした……。

人を好きになるとはどういうことなのか。
そこには理屈などないと思うのです。
自分に自信がない彼女と、そんな彼女に惹かれた彼の物語の行く末を、是非あなたにも見届けてほしいのです。
そこにはきっと、愛だけがあるのだから。

美しいお話です。

見た目に自信のない女性が、ある男性との出会いからその人生を大きく変えていきます。

相手は眉目秀麗、対して自分は……。
自信のなさに幾度も悩みます。

それでも好き！

そんな気持ちを2人で大切に育て愛を育んで。

本当に美しい愛情にあふれたお話です。

短いなかにきゅんとするポイントがたくさん詰まっています。

私は知りません。
だから本作を読んでください。
そしたら分かります。

違います。
知識として分かると言っているのではありません。

そうです。
頭でなく、心で理解できると言っているのです。
心から、白い彼岸花の花言葉の意味を理解して欲しいのです。

そして登場人物の心にも触れて欲しいのです。
どんな想いで、二人で歩いてきたのか。
どんな想いで、二人が……

陳腐な言葉で申し訳ないですが、素敵なお話なのです。

この作品は、仙道アリマサ 様主催の『仙道企画その２』参加作品です。

誰と出逢ったか、ということは、人の、その後の人生を大きく変えてしまうもの。
この作品に登場する季穂さんという女性にとって、それは「彼」でした。

「彼」は整った顔立ちにサラサラの黒髪。長身のモデル体型。キラキラと擬音が聞こえそうなタイプ。
しかし、決して派手な感じはせず、静かで穏やかな印象を受けます。

「彼」と出逢った季穂さんのその後は、どんなふうに変わっていったでしょうか？
そして、2人の出逢いの場で話題になった、彼岸花が持つ意味とは？

是非、最後までお読みください。