イチオシレビュー一覧

追放した側を描くという基本のコンセプトがかなり目を引く面白いものではありました。
中身の作り自体は、よくみる脇役系の主人公のパーティから一人削れたという程度の比較的読みやすいものになっていました。
追放される側の作品が多く投稿されている現状においては、少し趣向をずらして見る作品としてこれほどまで適したものはないと言えます。さらに内容量が少なく、軽く読めるので、少し他とは違う刺激が欲しい時にピッタリです。

ただ、世界観やキャラクター等の設定の凝った中身を期待して読む作品ではないと私は感じました。

この頃追放されて覚醒し「今更遅い！」のザマァがテンプレになり過ぎて「またこれか」と食傷気味でしたが、追放した側が落ちぶれても腐らずに頑張って強くなろうと努力する内容が新鮮でした。
追放した側の苦悩や相手を思う気持ち。自惚れていた自分を反省するヒロインの真面目さに好感が持てます。
追放された側が傷ついて、力を得て闇堕ちしていく描写も共感できます。
大好きだったヒロインに対して、精一杯無関心を装いながらも憤りを抑えられない幼馴染みが、今後どうなるのか。
ヒロインたちの今後の成長ともども楽しみにしています。
ダルの過去も、何があったのか気になります。
早く続きが読みたいです！
期待しています!!

なかなか切り口が面白かった。追放された側の物語は数あれど、追放した側の物語はあんまりない。なろうのランキングを見ても追放サレタ系がひしめいてるのがわかる。　　この作品は追放サレタ系を読みすぎた為、若干の刺激が欲しくなっていた自分に刺さりました。やっぱり人間は甘いものを食べたらしょっぱいものを食べたくなるものだから……。　作者さんが何処まで考えてやっているのかわかりませんが、この作品の主人公が偶然寝とりオジさんムーブをかますんですね。　賛否両論あるみたいですけど自分はこの作品の作風気に入ってます。まあ、この先どういう話になるのかわかりませんけども。　感想欄は"　追放されたやつ悪くない！"、"　いや、追放された奴キモいだろ"などといった論争が起こっています。追放サレタ系に飽きてきた方のカンフル剤的にオススメですよ　　追放シータ系のジャンル流行るといいなぁ