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日常の中に潜む小さな命

小さな命を尊ぶことは何よりも大切だと思う。
これはそんなことを教えてくれるエッセイ。

虫と聞いて嫌悪感を抱く人は多いだろう。
見るのも嫌、触るなんてもっての他。
自分の生活スペースに存在すること自体許せない。
そんな風に思う人も少なからずいる。
それが蜘蛛と聞けばなおのこと。

しかし、みる人によっては、その小さな命に対する思いも変わる。
彼らもまた自分と同じ命を持った尊い存在なのだと。
このエッセイはその事に気づかせてくれる。

暖かい言葉。暖かい気持ち。暖かい眼差し。
小さな命にそれが向けられたのなら、どんなに素晴らしいだろう。

すべての生命に、たったひとつの命。
どうかその事を忘れないで。
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