イチオシレビュー一覧

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過去一完結で爽快な悪役令嬢物語

  • 投稿者: かなる   [2024年 09月 29日 14時 22分]
これは本当に読む価値があると思う。非常に短いながらもしっかりとした物語の筋道が存在していて、理屈だった上でのこれ以上ない爽快な結末。今ある数えきれないほど数多の異世界悪役令嬢の物語がほとんど完結せずに長く連載している中、この作品はたった21話という少ない話数で、ヒロインへの鬱憤も悪役の逆転劇も気持ちよく表されている。1日で読み切れる作品だから悪役令嬢系に今日がある人は読んで満足できる作品だと確信している。

超弩級、至高の復讐譚

  • 投稿者: France   [2024年 09月 21日 00時 22分]
タイトルとあらすじに偽り無く、無駄な話は無いのに充分な文章量。(もっと読みたい!という気持ちは溢れます)
テンポが良く中途半端が無いので、スカッと爽快ストレスフリーな読後感です!

一貫して“実力主義”な気高くカッコいい四大公爵家が王をも圧倒し翻弄する様が素晴らしい。口八丁手八丁で丸め込みつつ、やらかした王太子の子育てを失敗した“現王家”、“公”より“私”に取り縋った王と妃を水面下ではちゃんと危ぶんでいる等、どこまでも甘さの無い有能さが見応え充分でした!

貴族として、公爵として、すべてを裁け

  • 投稿者: 退会済み   [2022年 10月 07日 10時 12分]
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優しい少女の心は壊れ、そしてシナリオから逸脱する。
多分味方は心の底からこう思っている、「味方でよかった」と。そして敵は心の底からこう思っている、「敵に回すのではなかった」と。
乙女ゲームというのは、ヒロインの目線で描かれるから許されることもある。本来ならば貴族社会は決められたことが数多あり、そしてそれを破れば途端に爪弾きものにされるのだから。
さておき、これは完膚なきまでに敵を叩き潰す物語だ。相手の身分を理解させ、正論を説き、その上で潰していく。理不尽なことをするのではない、どこまでも正論なのである。
平民ならば許される、帰属や王族であれば許されない。そういうことは多々あるのだ。
それはともかく、すっとする。スカッとする。そういう断罪劇や復讐劇がお好きであれば、きっと楽しめることだろう。
ぜひご一読ください。
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