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終わった秋を思いながら、ほっこりしよう

主人公のまーくんは干し柿が好きではありません。それどころか柿じたいがあんまり好きじゃない。

なのに、干し柿のことが気になります。干し柿を囲んで、いろんな人が、動物が、生きています。

その生活感が、なんともほっこりするのです。

私も干し柿はあまり好きではありません。柿は嫌いじゃありませんが、自分で買って食べることは稀です。でも、なんとなく気になる存在。それが柿。秋の匂いがするからかな。

これを読んでから私の中で、干し柿がまるで流行のキャラクターみたいに親しみのある存在となりました。とっても身近なのに不思議な作品です。

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