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鏡が見せたのは、在りし日の幻

  • 投稿者: 三羽高明   [2022年 09月 13日 23時 26分]
祖母の遺品である鏡台を譲り受けた主人公は、お化粧をするのが楽しみになった。けれど、忙しい日常に揉まれていく内に、そんな高揚もいつの間にか消え去っていく。それと同時に、じっくりと鏡台と向き合う日も少なくなっていった。

そんな日々にげんなりしていた主人公だが、ある夜、部屋の中に亡き祖母の幻影が現れて……?

祖母と彼女に愛された鏡台が伝えたかったこととは? 主人公が前向きな気持ちを取り戻すラストシーンが印象的だ。
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