イチオシレビュー一覧

　デスゲーム。
　理不尽なこの遊びに巻き込まれ、密室に閉じ込められた主人公たち四人は、それぞれ特殊能力を持っていました。
　しかし主人公の持っていたスキルは他三人と違い、口から味噌汁を出すことしかできない『お味噌汁』。

　ですがこのデスゲームでは、彼のハズレスキルの意外な活用法があって……！？


　たった1000文字で綺麗にまとまった、クスッと笑えるコメディー作品。
　面白いのでぜひご一読ください！

タイトルに興味を持って拝読。なろうラジオ応募作ということで、サクッと読める長さながらきちんとオチがあって面白かった。
まずスキルという概念に対して、リアルかつシュールなツッコミに笑った。そしてオチに対しては、この世界にいらないものなんてない。そう語りかけられている気がした。気のせいかもしれないが。
最終的には、お味噌汁の具は何だろう、そんなことを考えさせられた。どんな作品なんだろう？そう思った方、ぜひ読んでみて。

デスゲームを下敷きにしたギャグ。
役に立たない能力を持った人たちが力を合わせて脱出を試みる。

主人公の持つ能力は「お味噌汁」
果たしていったいどんな能力なのか！？

ラジオ大賞のお題であるキーワードを消化しつつ、テンポよく話を進めて落ちまで持っていく上手さに舌を巻く。
そして最後にはキレイに落としてくれる。

空いた時間に読んで、クスリと笑おう。