イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く気が強い。芯が通っていて負けず嫌い。
本作を読んで主人公に抱いた印象。
本作は主人公がクズを自称するのだが、それほど胸糞悪い展開はない。
むしろ優しい一面も垣間見え、印象はそれほど悪くなかった。
しかしながら本作の主人公は筆者が手掛けるシリーズの別作品にて、息子の恋人に暴力を振るっており、そこを含めればやはりクズなのかなぁと思う。
でもまぁ、状況が変われば人も変わる。
正真正銘のクズは何があってもクズのままだが、本作の主人公はそうではない。
変わらなければと思っている辺り、ただのクズとは違うのだろう。
独特な文体と遠慮のない表現で、大人な関係をオシャレに描いた作品。
カフェでまったりしながら一人で読みたい作品です。
シリーズの「ダフネはアポロンに恋をした」と合わせて読むと、より楽しめるかと思います。
本作を読んで主人公に抱いた印象。
本作は主人公がクズを自称するのだが、それほど胸糞悪い展開はない。
むしろ優しい一面も垣間見え、印象はそれほど悪くなかった。
しかしながら本作の主人公は筆者が手掛けるシリーズの別作品にて、息子の恋人に暴力を振るっており、そこを含めればやはりクズなのかなぁと思う。
でもまぁ、状況が変われば人も変わる。
正真正銘のクズは何があってもクズのままだが、本作の主人公はそうではない。
変わらなければと思っている辺り、ただのクズとは違うのだろう。
独特な文体と遠慮のない表現で、大人な関係をオシャレに描いた作品。
カフェでまったりしながら一人で読みたい作品です。
シリーズの「ダフネはアポロンに恋をした」と合わせて読むと、より楽しめるかと思います。
クズ女こと結城蘭。その竜巻のように気まぐれな人生に、魔法使いのごとく突如現れた二人の男。
Wannabeな蘭の感性に、天性の距離感と抜群のセンスでピタリと呼応するハングリーなジョン。
傍若無人に振る舞う蘭のインナーチャイルドに、その愛を試される真面目で純朴な充。
そして、それぞれの男が差し出すhomeに怖気づき、逃げ続ける蘭。
彼女が恐れたものの正体は、一体何だったのか?
虹の彼方には、本当に帰るべきhomeが存在するのか?
これは、傷ついた少女のまま大人になれなかったアダルトチルドレンが、自己を克服する物語。
テンポとセンスのいい文体で、クズ女のしょうもない人生が、狂おしく輝きます。
都会の退廃的な恋愛に憧憬を抱くなら、是非読むべき作品です。
Wannabeな蘭の感性に、天性の距離感と抜群のセンスでピタリと呼応するハングリーなジョン。
傍若無人に振る舞う蘭のインナーチャイルドに、その愛を試される真面目で純朴な充。
そして、それぞれの男が差し出すhomeに怖気づき、逃げ続ける蘭。
彼女が恐れたものの正体は、一体何だったのか?
虹の彼方には、本当に帰るべきhomeが存在するのか?
これは、傷ついた少女のまま大人になれなかったアダルトチルドレンが、自己を克服する物語。
テンポとセンスのいい文体で、クズ女のしょうもない人生が、狂おしく輝きます。
都会の退廃的な恋愛に憧憬を抱くなら、是非読むべき作品です。
恋愛に、クソ真面目な法はいらないと言い切れる「THE CRAP オブ・ザ・くず、バイ・ザ・くず、フォー・ザ・くず」という浪漫。
- 投稿者: 高取和生@コミカライズ配信中 [2022年 01月 12日 20時 07分]
所詮恋愛感情など、脳内ホルモンが一時的に騒いでいるだけ。騙したとか、騙されたとか、お互い様なんだよ。
むしろ私は、クズ女こと結城蘭の女っぷりこそ誉めたいと思う。
本作は、きわどい性的な単語が次々と飛び交う。そこで驚いてはいけない。作者が描写するのは陰鬱な模様ではなく、透明な空気感だ。それこそが、都会で生きる男女の憧れではないか。
マザー・テレサは言った。都会人の痛みは、誰からも必要とされない、心の飢えからくるのだと。
蘭の抱える飢えは、満たされるのだろうか。
その答えは、まもなく出る。
むしろ私は、クズ女こと結城蘭の女っぷりこそ誉めたいと思う。
本作は、きわどい性的な単語が次々と飛び交う。そこで驚いてはいけない。作者が描写するのは陰鬱な模様ではなく、透明な空気感だ。それこそが、都会で生きる男女の憧れではないか。
マザー・テレサは言った。都会人の痛みは、誰からも必要とされない、心の飢えからくるのだと。
蘭の抱える飢えは、満たされるのだろうか。
その答えは、まもなく出る。
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