イチオシレビュー一覧

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全てが際立つ作品

  • 投稿者: oct   [2025年 05月 06日 06時 31分]
常々思うことだが、「死」というものが悲しく、感動的に、それでいて美しく描かれた小説は良作であり、その作者の腕は確かなものである。なぜなら単にキャラクターが死んでも悲しく、ある程度の感動はあれど、そこに美しさやそのキャラクターの美学などを感じさせるにはそこに至るまでにそのキャラクターの性格や生き様、他のキャラクターとの関係性などの緻密な積み重ねがなければならないから。
翻ってこの作品では全てのキャラクターの「死」が感動的で美しい。「死」が当たり前の世界観でありながら全てのキャラクターの死が美しい。またそれによって生き残った、残された者たちの「生」もまた際立って美しい。見事としか言えない。これは読んでほしい作品ではなく、読むべき作品である。

remark124

  • 投稿者: koukou   [2025年 04月 30日 12時 44分]
本当に目の前が明るくなりますね。あなたの作品は本当に魔力があって、見ると止まらない!引き続き維持して、あなたのもっと驚くべき作品を期待しています!ファイトファイティング。本当のことを言うと、彼は殺戮が得意だ。これらはすべて1つの言葉にまとめられている。自然な感じがします。そんな小説なら、私は死ぬと思っていたが、この作品は正しく死んでいたので、よく生きていた。最も有名なシーンの1つは、SAO第1シリーズの最終戦で、ヒロインのアスナは主人公の桐人を守るために死んだが、何らかの理由で彼女は生きていた。これがこの仕事であれば、それは正常に消滅します。誰も死なない小説に今飽きたら、一番面白い作品だと思います

1週間ほどかけて読了。素晴らしい。ため息しか出ない。

  • 投稿者: qp69   [2025年 03月 03日 18時 25分]
仕事中もずっと頭の何処かが小説の世界に浸っていました。WW1の悲惨な塹壕戦や消耗戦の経過をなぞりながら、実存感のあるキャラたちがそれぞれの正義や希望、憎しみなどに翻弄されすり潰されていく様は、目を逸らしたい悲惨さでありながら目が離せない活劇でした。物語力も素晴らしいと思います。内容があまりに凄惨なので淡々とした、冷めた叙述がバランスを保っていると感じました。本作のようなとてつもない力作に出会えるのは「なろう」の大きな魅力ですね。ありがとうございました。興奮が収まった頃再読します。


 最後少しネタバレ(?)

シルフがあまりに報われず救いがなく、胸が締め付けられました。あんなに善人で努力して幼くても雄々しく生きてきたのに。彼女の人生を思って泣けました

なろうにこんな作品あったんですね、凄いや

  • 投稿者: くらくら   [2025年 02月 23日 09時 34分]
ジャンル的、可愛い表題的に「きっとこんなのだろうなー」と想像していた内容と異なり、本格的な戦記物で凄く面白かったです。架空戦記だけれど、節々に史実を思わせる表現や往年の歴史大河小説の名作を彷彿とさせるような内容もあり。夢中で読みました。
文章が綺麗で、読み疲れるような冗長な説明も、ダレて飽きてしまうような隙もなく、平易で読みやすい。それでいて波瀾万丈な展開で、グイグイ読み進めさせる力のある作品です。
ただ、読む時に一息入れて腹を据えないといけない部分はありました。残酷描写や容赦ない展開が多く、ある種の心理的ストレスがあります。俺ツエエ、ハーレム、溺愛、一切ありません。主人公愛されは若干あるかな?でも不自然さはないです、むしろその位の救いはないと死ねる…
ストレス発散に軽い読み物を求めている方にはちょっと胃もたれするかもしれません。が、非常に面白かったのでお勧めします。

なろうでは珍しいリアルな戦争物と聞いて、半信半疑で読んでみたら本当だった

  • 投稿者: 晶雪   [2025年 02月 21日 19時 51分]
この作品は、戦争を徹頭徹尾「忌避すべきもの」として描いています。
その血生臭さ、過酷さ、無意味さや虚しさを、読む者に突きつけてきます。

序盤から息もつかせぬストーリーで、主要登場人物でも容赦なく退場していくため、最初は「どこかで息切れするんじゃないか」と案じていました。
しかし印象的なキャラたちが1人ずつ去っていっても、新たな場所で出会う仲間たちはまた個性的で魅力的。主人公と心を通わせたかと思えば無惨に命を散らし、あるいは敵対することになったり――と、どこまでも読者と主人公を絶望の淵に叩き落としてきます。

この作品に痛快な勝利はありません。勝っても負けても痛み分け。得たものより遙かに多くのものを失って、主人公は望まない「成り上がり」を遂げていきます。
残酷描写は多いですが、それでも男女問わず刺さる人は多いと思います。
興味があれば是非ご一読を。そして主人公と共に地獄を見に行きましょう。

レビュー不可避、書かざるを得ない

まずは、この作品に出会えたことの感謝を、ありがとうございます。
すでに他のレビューでも記載されていましたが、徹夜して読み耽ったのは本当に久々でした。
自分の稚拙な語彙では、なぜこんなにも惹かれたのか表現することが難しいため、箇条書きで書きたいと思います
・主人公にチートはないが、惹かれる将であったこと
・登場人物が全て鮮明だったこと
・銃登場時の戦争の理解が深すぎる書き方
・リアリティの高さ
・バッチリ盛り込まれたシリアス
とても言い表すことができません。ぜひご一読ください。

心が弱ったときに

  • 投稿者: kurothekuro   [2024年 12月 06日 12時 50分]
心が弱ったときに絶対に読まないでください。

弱った心をぶち折るパワーがこの小説にはあります。
のめり込んでしまうほどの深みがあります。
登場人物の受けた恐怖が味わった理不尽が心に染み込んできます。

だから心が元気なときに読んでください。
恐怖を、絶望を、理不尽を、希望を最後の一行まで油断せず味わってください。

何もかもが詰まっている作品

次はどんな作品を読もうかな?と思った時に、皆は何を求めて新しい作品を読むのだろうか?

魅力的な主人公?
主人公に負けないくらいの存在感のある登場人物?
読み応えのある圧倒的なストーリー?
読む人を惹きつけてやまない文章力?
クスッと笑えるキャラクター同士のやり取り?
手に汗握る戦闘シーン?
泣ける展開?
考えさせられる哲学的な問題提起?
現実を忘れられるような、典型的な異世界物からの没入感?


色んな作品を読んでいても、自分が期待していた全てが満たされる作品ってないんだと思ってました。この作品を読むまでは。

今までの作品の中で、読後感がこんなに良かった作品はありませんでした。
なぜこんな素晴らしい作品が書けるのかという疑問だけが残った作品です。

もし、何を読もうか迷っているという人がいれば是非とも読んで欲しい作品です。

こんな素晴らしい作品を書いてくれた作者さんに感謝を。

決して忘れてはならない事がある

比較的平和な現代社会を生きている我々には、決して忘れてはならない事がある

今ある平和は当たり前のものではなく、誰かが命を賭してでも、欲しがっていたものであると

この作品を読み終えた時、大作ゲームをクリアした時のような感動と虚無感を味わいました

この作品は間違いなく名作であり、今を生きている私達だからこそ読むべきものであると感じます

もしこの作品に興味が湧いたなら、是非一度読んで見てください

とても良かった。ダークファンタジー好きには読んで欲しい。

全体的なストーリーも、キャラクターもとても好きです。ネタバレになるものは出来るだけ省きたいので、浅い事しか書けませんがダークファンタジーが好きな人は読むべき作品だと思います。
文章については、自分の国語力が低い為、曖昧な表現で申し訳ないですが、読んでいて見苦しくない文章だと思います。個人的には好きな文章でした。
小説版では、少し変わった視点や最後になるらしいので、ぜひ読んでみたいと思い、購入を前向きに検討しています。
文量は少し多すぎるかなと思います。ただでさえダークファンタジー、重くなりがちなもので、この文章量となると、人を選ぶかなと思いました。
総評としてはやはり、ダークファンタジー好きなら読むべき作品、小説版にも期待できる。という形でしょうか。
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