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「国がざまぁされる」とはこういうことだ。

  • 投稿者: 雑音領   [2022年 05月 19日 11時 04分]
「悪役令嬢と真のヒーローが結ばれて、国がざまぁされました」
は悪役令嬢物のお約束な結末だけど、
「ざまぁされた国がその後どうなったか」
について語られている作品は皆無に近い。
(「悪役令嬢と真のヒーローが結ばれて、国がざまぁされました」で話が終わってしまうため)
この作品は番外編で、
・ざまぁした側のダメ押し。
・「誇りを持たずして育ち、知らぬが仏」に対して「誇りを持って育ち、知ったが地獄」な、ざまぁされた側の皮肉と悲哀。
・それを横目で見ている庶民のあきれ。
「ざまぁされた国がその後どうなったか」
を語っている希有な作品である。
「国がざまぁされて終わって、その先がないのがつまらない」
不満を抱いている方は、この作品を一読する価値がある。
そう言い切れる作品である。
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