イチオシレビュー一覧

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鬱展開の乙女ゲームを光で照らすヒメちゃんテンション!

主人公の成人女性、ヒメが転生したのは、普通の一般人がイメージする乙女ゲームとは思えない程、鬱展開に定評がある、その乙女ゲームの世界だった。
何もしなければ、プログラム通りに鬱まっしぐらの暗黒道が訪れることが約束されているのである。
そう、本来なら。しかし、そんな本作が常に明るく光を失わないのは、他ならない主人公ヒメちゃんの底抜けに明るいテンションがあるためなのだ。
この一点によって、本作は人を選ぶダークファンタジーにならず、低年齢層を始めとした幅広い年齢の人に不快感を与えず、楽しく読み進められる作風になっていると言ってもいい。
力による無双展開は本作にはない。強さではなくヒメちゃんのこの性格こそ、重要なファクターであり、本作最大の魅力と言っても過言ではないのだから。
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