イチオシレビュー一覧

落ちこぼれ勇者候補生の少年エリンス・アークイルはひょんなことからアグルエ・イラという少女と出会う。アグルエは訳アリな様子で『勇者を探している』と語った。しかし実はアグルエは最強と謳われた魔王候補生で……！？

勇者候補生と魔王候補生、落ちこぼれと最強、エリンスとアグルエの立場は対極です。
そんな彼らがどんな冒険を繰り広げるのか、この時点でワクワクするでしょう！
壮大なバトルシーン、そしてアグルエが食べる姿は必見です！
是非この壮大な物語を読んでみることをお勧めします！

100万字を超える長編小説ですが、ストーリーは非常によく練られていて、進めば進むほど楽しくなっていきます！

最初に見えていた世界は小さく狭かったものの、次第に各地を巡っていくことで、真実・歴史が明らかにされていく。
単に歪み合う勇者と魔王の話かと思いきや、そんなことはありません！

読み進めるほど小説の面白さがわかってくる、理解するほどより知りたくなる、そんな作品です。
もちろん、文章も綺麗で言葉遣いなども素敵です。

長いので途中で諦めてしまいそうですが、がんばって読み進めてみてください！
後悔させないストーリーを楽しめます☆彡

　親友の遺志を継いで勇者候補生になったエリンスは、五つの軌跡をめぐり、世界を救済する勇者になることを目指す。
　そんなエリンスがひょんなことから拾ってしまったのは腹ペコの少女、魔王候補生のアグルエ。
　彼女は魔王から『勇者を探す』という使命を負って、人界にやってくる。
　二人はパーティを組み、それぞれの目的を果たすために旅を始めるが、アグルエを狙う魔王候補生たちとの争いに巻き込まれていく。

　なぜ『魔王』が『勇者』を探すのか？
　敵同士ではないのか？
　本当の意味で『世界を救済する』とは何なのか？

　人界と魔界の関係に隠された真実がストーリーを追うごとに明らかになっていく――。

　丁寧に描写されるファンタジー世界、剣と魔法による臨場感あふれるバトル、個性あるキャラたち――

　皆様も一緒にこの物語の結末を見てみませんか？

落ちこぼれ勇者候補生のエリンスと、はらぺこな魔王候補生のアグルエとの出会いから始まるファンタジー世界は、しっかりと構築された世界観の元で描かれていきます。

主人公の二人だけでなく、二人を支えるツキノ（もふもふ！）やマリーさん、黒くて強そうだったり、雪山なのに服を着ない奴だったり、ライバルの候補生たちや敵キャラにも魅力がいっぱい。
様々な思惑や目的が交錯し、ロストマナや大いなる巡りや、世界の秘密を抱えたエリンスとアグルエが辿り着く先は。

二人の成長と距離からも目が離せない、王道ファンタジー。
貴方も絶対ハマります！

落ちこぼれと呼ばれる心優しい勇者候補生の少年と、はらぺこな最強の魔王候補生の少女の王道ファンタジーです。
落ちこぼれと呼ばれる心優しい少年エリンスが勇者として旅立つその日に出会ったのは、お腹を空かせた少女アグルエ。
勇者を探しているという最強の魔王候補生であるアグルエとパーティを組む事になったエリンスは、旅をしていく中、次第に世界の謎に関わっていく事になります。

文章は丁寧に書かれていて読みやすく、キャラクターの書き分けも上手で、どのキャラクター達もとても生き生きしています。
ストーリーも序盤からテンポ良く進み、読み手を飽きさせない話の作りも素晴らしいです。
ファンタジー好きな方は勿論、そうじゃない方にもおすすめです！
是非いろんな方に読んで欲しい素敵な話です！

チートも無い。
ざまぁも無い。
異世界転生もハーレムも俺TUEEEEEEE展開も無い。
だけど、それ以外の全部がある。

綿密に作り込まれた世界観とストーリー。
数年前、200年前、あるいは数千年前から積み上げられてきた伏線の数々。

【勇者候補生】ランク最下位の主人公と、【最強と謳われた魔王候補生】の美少女アグルエ。
ふたりの出会いは、世界にどのような変化をもたらすのか――

２章まで読ませていただきました。過去の記憶に傷つき自信を持てない落ちこぼれの勇者候補生の少年エリンス、世界の謎に迫るため勇者を求める明るい最強魔王候補生の少女アグルエ。この二人のバランスがなんとも絶妙で読むことに楽しさを感じます。展開も軽妙かつ流水のように滑らかでストレスなくどんどん先に読み進めることができます！先が楽しみな作品なのは間違いないと断言します！

タイトルにも書いたように王道展開で出会いや同じ候補生との対決など読者の多くが期待するイベントを通りつつ、時々その中に意表を突く展開も……気を抜いて読めないところもワクワクを感じさせてくれます！

上手く纏められませんでしたが、読めば良さが分かるはず！私も続きを読んできます！エリンスとアグルエの織り成す王道ファンタジー！一読の価値あり！！

※第一章を読んだ段階でのレビューになります。

　読者が「面白かったな」と思える瞬間、所謂読了感を感じる瞬間の多くは各章の最後か最終話に集約されている事が多いが、本作は第一章を読み終えた時点で質の高い読了感を得られる作品だ。発端・展開・結末がそれぞれ高水準の文章力と構成力で書かれている。
　まるで本屋で手に取ったプロの連続小説の第一巻を読み切った時のような読了感と、質の高い物語構成には目を見張る物があった。

　文章量は測っていないが、一章を紙の小説一冊分と想定して書いたのではないか？　と商業性をほんの少し疑ってしまいそうになるくらいに、素晴らしい一章だと感じた。
　この時点ではバディ物で力量差が見えるが、主人公が強くなる瞬間の為の伏線を明確に書いてある事にも好感を覚えた。
　少なくとも本作は一章の時点で面白かったし、更に面白くなっていく作品だという事は間違いないだろう。

まずはじめに言っておくと話数と作品の質が比例してません。とにかく設定が綿密に練られておりそれが織りなす世界観は百話未満の現段階でも唆られるような内容となっていました。

私個人として気に入ったところは対比となった二人の設定です。勇者候補生と似たような設定はいろいろな作品で目にしますが、魔王候補生という設定は私自身は始めてみました。その着眼点にも驚きです。今後もどのような展開を書いてくださるのか楽しみです

まず導入がいい。いってきます、その言葉で読者も共に物語の中へと飛び込んで行くかのようであった。
最下位の主人公、最強のヒロイン。勇者候補と魔王候補、この真逆のふたりの対比が素晴らしいと思う。そして読み進めていくと互いに思いあっていることも分かる。
そしてそれだけではなく、緻密な描写での迫力ある戦闘シーンの展開も外せない。ぐいぐいと物語に引っ張りこんでくれる一作だ。
彼らの今後を、是非とも見守っていただきたい。