イチオシレビュー一覧

ツイッター改めＸのハヅキです。
感想が今頃になってしまって申し訳ないです。
ご令嬢なヒロインが、ごく普通の少年だが自分の監視をすることになっている主人公との関係はこの先どうなっていくんでしょうか。主人公への悪口やいじめは許さない様子から、どこにでもいそうな心優しい少女ですね。１２話まで読んでの感想です。
この度はハヅキのｒｔ企画にご参加いただきありがとうございました。

従兄弟からヒロイン…桜子の『監視』を依頼されるところから始まる物語。
恋愛物の主人公とヒロインが出会うきっかけにしてはいささか不穏ではありますが、それもこの物語の重要なファクターです。
最初は桜子のことを監視対象として見ていた主人公、圭介が徐々に桜子との距離を縮めていく様子は見ていて微笑ましいのですが、一筋縄ではいきません。
なにしろ、桜子は日本有数のお金持ちで文字通りの高嶺の花だからです。
なので、圭介も桜子に好意を抱いていても、中々それを伝えることはできません。
覚悟を決め、桜子のためにテッペンまで駆け上がると誓った圭介ですが、彼にはいくつもの試練が降りかかります。
特に、三章などは旧家にまつわるサスペンス的な展開で、横溝正史か！？というほどスリリングだったりもします。
そんな圭介と桜子の行く末を、最後まで見守りたい…自然とそう思えるお話です。
…それでも自分は薫子派だったりしますが。

　自身が立てた企画のような物から、本作のような名作に出会わせて貰えた事にまずは感謝をしたい。
自分のような何処の獣の骨だが分からないような者がレビューを書いていいのかと一考してから、改めて向き合い言葉を練った結果がこの後の言葉となる。
しかし、そう思ってしまうのも当然だろうと思う。
本作のすんなりと入り込む描写は複雑性を良い意味で排除しているように思え、読める言葉や伝わりやすい言葉で書いている描写は、読者への気遣いを感じる。
本作者ならばもっと深く濃厚な、難しく複雑な描写も出来るだろうと思う。
それでも多くの読者が理解出来る様な描写に留めているように思えて、文章に於ける引き算の妙を感じた。

　そして、何気ない会話ですら物語を一歩ずつ進めており、展開していくのは作者の手腕に他ならない。
さりげなくも必要な事をしっかりと、それでいてクドくないよう詰め込まれた本作を名作と言わずに何と呼ぼうか。

この作品、たった一本の電話から始まるとても素敵な学園ラブコメディです！
ラブコメと言ってもありがちなラブコメではありません。予想できないストーリーに、緻密に練り込まれた設定と展開、そして言葉の印象とは裏腹なドキドキワクワクする呪いと言う重要要素。
もちろんラブコメに必要な要素である魅力的で可愛らしいキャラクター達は、作品内で縦横無尽に活躍します。

現在の数多くあるラブコメ作品の中でも、読者の心の記憶のテッペンに残る作品である事間違いなしです！

作者さんのツイート訪問すれば、とっても可愛い桜子ちゃんのビジュアルも拝む事が出来ちゃいますよ！

皆様、ぜひこの機会に色々な意味でのテッペンとれるこの作品を秋の夜長のお供にどうぞ！

金持ち従弟から持ち掛けられた謎の監視任務の依頼、
好きなってしまったら即退学という監視対象（ヒロイン）をうっかり好きになってしまった主人公、
ヒロインが恋をした相手が不幸になるという『呪い』。
――魅力的な設定や数々の謎が良質なフックとなって、私の指を次話へ次話へと進ませました。

フックも良ければキャラも良い。
各キャラの内面描写や、そこから発生する各自の行動も説得力十分。
一二三書房WEB小説大賞　二次選考通過中の実力は本物です！

私の最推しはヒロインの妹・薫子！
「こういうのは一石二鳥って言うの。あたしの座右の銘。もっと気に入ってるのは一網打尽だけど」
というセリフに痺れました。
一網打尽にされたい！！

「魔性の女」本作のメインヒロインの人物像は、そんな言葉から想像するそれとはかけ離れてはいる。心優しく、権力をかさに着ない善人だ。
けど、彼女は間違いなく魔性の女だ。

それに恋をしてしまった貧乏人の少年が、恋心だけを武器に一念を貫こうとする物語である。

恋をしてしまった。狂わされてしまった。だったら、許されない恋でも、障害がいかに多くても仕方ない。
立場的にも人間的にも未熟で、グズグズと思い悩むことばかりの少年が、濃すぎるし自己主張の激しすぎる登場人物に揉まれながら成長しようとする姿が面白いし、スリリングな物語が展開される。

他者との圧倒的な格差を乗り越える武器は"恋心"のひとつだけ。でもいいじゃないか。見守ってやりたいと思わせる主人公が魅力的だ。

1章まで読了しました。

感情移入しやすい主人公に、適度な描写で描かれるストーリーはサラッと流れるアニメーションのよう。

登場するメインキャラクターも魅力が惹き立ち、生き生きとしている。
主人公圭介とヒロイン桜子の関係性も程よい距離感で描かれていて、続きを期待させ、読者を惹きつけてくれる。

王道をゆくラブコメのようで飽きさせない展開、先が読めるようで読めないストーリー。まさにライトノベルといった親しみやすさに読みやすさ。

これから、が楽しみになる一作として、ぜひあなたも2人の今後を見守ってみませんか？

主人公の圭介と桜子はそれぞれ訳アリで、彼氏彼女の関係になれない。
そんな二人が自分の気持ちに気付き、それぞれの事情を抱えて葛藤しながらも、互いに惹かれていく様を描いたラブコメです。

ヒロインの桜子には『過去に関係のあった男性が不幸になってしまう』というジンクスが……。
本人はそれを『呪い』だと思っていて、恋愛を避けています。
圭介と桜子の恋愛模様と並行してその『呪い』の謎解きが入っているので、ストーリーに深みが出ていますし、グッと引き込まれました。

ヒロインの桜子ちゃんもかわいいですが、その妹でちょっとドライな薫子ちゃんも良キャラ!
さらに『第2章-3』からは茜ちゃんという新キャラも登場して、ますます先が楽しみです!!

怪しい契約から、貧乏な主人公はお金持ちの集う学園へ入学する。そこでいじめられているのを助けてくれるのがヒロイン。このように書くと王道の恋愛小説のようであるし、もちろん王道なのだが、この小説はそのつくりが非常に丁寧なのである。
主人公には感情移入しやすく、ヒロインに対して彼が思うことがすんなりと入ってくる。ヒロインやその家族、そして取り巻く人々についての描写も丁寧で、かつ押し付けがましいところもない。まるで映像があるかのように読み進められることもこの作品の魅力の一つである。
また先が読めるようでいて読めない。今後の展開がかなり楽しみである。

　この作品は、王道な恋愛物となっています。どちらかといえば少女漫画寄りの世界観を持っていますが、主人公は男の子。

　この男の子がライトノベルの主人公のような性格をしているので、王道恋愛物の中でも一風変わった物となっていて面白いですね。凄く新鮮でした。

　文章もきちんとしていて読みやすく、ストーリー構成も中々上手く練られていて、伏線の貼り方も上手です。

　序盤は少し緊張感がありますが、どんどんと恋愛物としての甘いシーンが出てくるので、気持ちを揺さぶられながら読んでしまいますねぇ。うわぁってなります(笑)

　シリアスさも味わいたい人にもおすすめな……そんな素敵な恋愛小説です。是非読んでみては如何でしょうか？