イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

少女達が殺伐とした世界を生き抜く現代ファンタジー

魔法と少女と学園。
既存の作品にも多く見られる設定ですが、終末世界の要素が加わって物語の深みがぐっと増しています。

日常シーンはほのぼのとした青春を思わせる絡みがありつつも、戦闘シーンでは魔法と銃を駆使した迫力のある展開があり、そこに登場人物それぞれの思惑やシリアスな描写があることで二つのシーンの緩急が大きく、「次はどんな展開が?」とワクワクドキドキしながら読むことができます。

また伏線もしっかり張られており、個人的にはタイトルである『ユダの黙示録』が後々に回収されるのではないかと、勝手に考察しています。

今後のストーリーがとても気になる作品ですので、是非とも読んで欲しい作品です。

バトルあり、日常あり、機密ありと読み応え十分なファンタジー作品

バトルシーンは魔法と銃を組み合わせた物となっており、戦闘の迫力が十分に伝わってきた。特に、ガンアクションが好きな人にはたまらないものとなっている。

学園での日常もしっかりと描かれており、女の子達の仲の良い掛け合いは読んでいて楽しい。けして百合百合しいというレベルではなく、仲良しグループという描かれ方に作者のセンスを感じる。

ストーリー的にも主人公サイド、学園サイドそれぞれに秘密や機密事項があり、様々な伏線が張り巡らされている。伏線回収はまだ先になると思われるが、続きが楽しみだ。

二人の少女がバディを組んで戦うファンタジー作品

素直に面白いと思った。

始まり方が殺されそうになったヒロインが、
主人公であるとても優秀な先輩に命を助けられて――
というラノベ作品ではよく見かける始まり方。

ただ、私個人としてはこの入り方は秀逸だと考える。
個人的に作品によっては入りづらい作品もあるのだが、
この作品はテンプレを使うことで、
スッと入っていけるように工夫されていると思った。

そしてヒロインは少女であり、主人公の先輩も少女である。
二人がバディを組んで連携して戦うという話なのだが、
この流れは『とある科学の超電磁砲』や『緋弾のアリア』を
彷彿とさせて非常にワクワクさせてくれる。

ただ惜しむらくはそれほど百合百合しいシーンが、
そこまではっきり分からないところだろうか。

しかし話数が進めば、もっと百合百合しいシーンが
見られるのではないかと思っている。

ぜひ今後の展開に注目したい作品である。
↑ページトップへ