イチオシレビュー一覧

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天国の行き方が分からない幽霊さんと手伝うことになった主人公

「天国へはどうやったら行けるんでしょうか?」

 桜の木の下で突如話し掛けられた主人公は、最初彼女を変な人だと思うものの、すり抜けることから彼女が幽霊であると認識する。
 彼女を成仏させるために、主人公は手伝うことになるのだが……。

 主人公の優しさと彼女の純粋さがこの物語を明るく、また温かなものにしていると思います。
 文章も展開も上手で、何回拝読しても心が温まり感動しました。
 今はちょうど桜が咲いて心地よい季節。
 この季節にピッタリなこの作品を今一度ご覧ください。

天国にはどうやったら行けるのか。ちょっと不思議な幽霊との恋物語。

主人公が或る日桜の木の下で出逢ったのは綺麗な女性。
そんな彼女、実は幽霊。
ずっと自分の存在に気付いてくれる人を待っていたのです。
天国への行き方を探す彼女に主人公は協力するのですが……。

とにかく彼女が思い当たる「未練」の数々がかわいらしくて。
ふたりのコメディーチックなやりとりについついほっこりしてしまいます(´ω`*)
読んでいる側もハッピーになる名作ラブコメ、是非ご一読ください!

この結末は素敵です!

「天国へはどうやったら行けるんでしょうか?」

 桜の木の下で出会った不思議な女性はなんと天国への道を探す幽霊さんだった。
 主人公の男性は彼女を天国へ送るため、彼女のやりたかったこと、したかったことを実践します。
 果たして彼女は天国へ行く事ができるのか、ということが問題になるかと見せかけて、ラストは意外な展開に・・・。

 意表を突く展開のうまさとラストの温かい結末が印象に残る作品。
 本当に素敵な作品でした!

公園の、桜の下には――。

桜の下には死体が埋まっている。
桜が桃色をしているのは、桜が死体の血を啜ったから……なんて話を聞きますが、本作には死体は出てきません。

ええ、ホラーではありません。

その代わりに読者が心打たれるどころか魂にぶっ刺さるほどの人間ドラマにして恋愛譚である事だけは保証します。

大学生の青年が桜の木の下で出会った謎の幽霊。
天国の行き方を知りたいというその幽霊を何の因果か唯一認識できるその青年は、なんやかんやあってその幽霊を成仏させる方法を探すのですが――?

まさかの事実!!
まさかのラストが……あなたを待っています!!

何より大事なのは相手を思いやる誠実な心でしょう。それを持ち合わせた優しい主人公のこれからに幸あれです。

  • 投稿者: 水渕成分   [2022年 08月 20日 07時 48分]
香月よう子様主催の「春にはじまる恋物語」参加作品です。

8946字の現実世界恋愛。この作品は「現実世界恋愛」なのです。

主人公は20歳くらいの男性。ある日、桜の木の下にいる女性に声をかけられます。

「あの……、天国へはどうやったら行けるんでしょうか?」と。

彼女は「幽霊さん」。トラックに轢かれてしまったそうですが、何故か成仏できない。

当惑しながらも何かこの世に思い残しがあるのではと彼女と一緒にいろいろなことを試みる主人公。

徐々に親しくなっていくうちに決定的な原因が分かります。

だけど成仏するということは彼女と会えなくなるということ。

思い悩む主人公ですが、ここで作者様は見事な仕掛けを作っておられます。

それが何かは実際に読んでお確かめください。

何より大事なのは相手を思いやる誠実な心でしょう。それを持ち合わせた優しい主人公のこれからに幸あれです。

久しぶりに週刊誌買って、たまたま載ってた読切漫画を読んだら当たり引けたって感じ

  • 投稿者: 腹田 貝   [2022年 04月 09日 13時 39分 ()]
あなたは最近少年漫画週刊誌を買いましたか?
私が最後に買ったのは確かNARUT○最終回掲載号です。BORUT○じゃないよ。NARUT○だってばよ。

大抵週刊誌には読切漫画が載ってます。定期購入していないものにとって、前後知らなくても問題無いこ○亀と読切漫画はありがたい存在でした。

その読切が読後感最高な作品だったらもっと嬉しいじゃないですか。
たこす様の『桜の木の下で出会った女性は、天国への行き方がわからない幽霊さんでした』はそんな感じでした。

良い意味で控えめな甘さ具合。春にふさわしいカラッとした明るさと暖かさ。だけどちょっとおかしい恋物語を読んでみませんか?
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