イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くツイッター改めXのハヅキです。
感想が今頃になってしまって申し訳ないです。
序盤から重い…グロテスクな展開。
そんな中ではありましたが、「生きたい」とその先の将来を決して諦めないシズクの姿が印象的でした。
この度は数え切れないほどいる小説書きの人々の中から、私のツイートに反応していただき、ありがとうございました。
感想が今頃になってしまって申し訳ないです。
序盤から重い…グロテスクな展開。
そんな中ではありましたが、「生きたい」とその先の将来を決して諦めないシズクの姿が印象的でした。
この度は数え切れないほどいる小説書きの人々の中から、私のツイートに反応していただき、ありがとうございました。
美しいグロテスクから始まるダークファンタジーは一瞬目を背けたくなるような物語。
狂おしいほど愛した命を壊さなければという描写は、胸が苦しくなり、作者の手腕が巧みであることが伺える
描写は驚く程に鮮烈で、何もかもがほとばしる。それは読むという体験──。
決して万人向けという訳では無い。しかし本作に限ってはそれが正しいのだと思う。この作品は刺さる人間に刺さればいい。そうすれば、深く、深く突き刺さるだろう。
そして誰か一人に深く深く突き刺さる物語は、いずれ万人に突き刺さるのだ。
狂おしいほど愛した命を壊さなければという描写は、胸が苦しくなり、作者の手腕が巧みであることが伺える
描写は驚く程に鮮烈で、何もかもがほとばしる。それは読むという体験──。
決して万人向けという訳では無い。しかし本作に限ってはそれが正しいのだと思う。この作品は刺さる人間に刺さればいい。そうすれば、深く、深く突き刺さるだろう。
そして誰か一人に深く深く突き刺さる物語は、いずれ万人に突き刺さるのだ。
センスのある言葉選び、柔らかく緩く運ぶストーリーに騙されてはいけない。
うっかり読み進めば、突然やってくる凄惨な描写。
不快、嫌悪、気持ち悪さ、えげつなさ、とにかくそれらが生々しく伝わってくる。
それでいて作品全体がピュアなのだからどうかしている。
……勘違いしないでもらいたい。
私はこの作品を最高だと評価しているのだ。
あにたはこの衝撃に耐えられますか?
心に余裕がある人は是非。
うっかり読み進めば、突然やってくる凄惨な描写。
不快、嫌悪、気持ち悪さ、えげつなさ、とにかくそれらが生々しく伝わってくる。
それでいて作品全体がピュアなのだからどうかしている。
……勘違いしないでもらいたい。
私はこの作品を最高だと評価しているのだ。
あにたはこの衝撃に耐えられますか?
心に余裕がある人は是非。
レビュー企画参加感謝
- 投稿者: 退会済み [2022年 10月 01日 08時 14分]
管理
序盤を読んで――
闇深い雰囲気を感じ取りました。ダークファンタジーだなぁと感じました
視点がわからなくなってしまう事や、理解が追い付かない事がありますが、表現はとてもいい……味が出ている。
もっと工夫を施せば良作になるのでは?というのが僕からの個人的な目線です。
参加ありがとうございました!
頑張ってください!
闇深い雰囲気を感じ取りました。ダークファンタジーだなぁと感じました
視点がわからなくなってしまう事や、理解が追い付かない事がありますが、表現はとてもいい……味が出ている。
もっと工夫を施せば良作になるのでは?というのが僕からの個人的な目線です。
参加ありがとうございました!
頑張ってください!
『気持ちの良い不快感』という矛盾を言いたくなる程の美しいグロテスク。
その生命が鋭く丁寧に壊れていく独特の描写は、作者のセンスからか弛まぬ研鑽からか、それともその両方の合致からか。想像もつかない。
気を抜くと文章に圧倒されている自分がいる。
ハッキリと色彩が見えるようで、血の匂いが香りそうな程の描写が脳に飛び込んでくる。
人を選ぶような作品だとは感じた。だが、むしろ作品が人を選んでいるようにも思える。
次の獲物を探していると言っても良いくらいの力強さに、一度喰われてみても良いのでは無いだろうかとすら思った。
その両の目を、本作の極彩色と金属質な匂いの方へと放り投げてみるのはどうだろうか。
もしかしたら、その瞬間盲目になってしまうかもしれない。それは恋かもしれないし、魔物に喰われただけかもしれない。
だが、どちらにせよ一つの名作と出会ったという事に、変わりはない。
その生命が鋭く丁寧に壊れていく独特の描写は、作者のセンスからか弛まぬ研鑽からか、それともその両方の合致からか。想像もつかない。
気を抜くと文章に圧倒されている自分がいる。
ハッキリと色彩が見えるようで、血の匂いが香りそうな程の描写が脳に飛び込んでくる。
人を選ぶような作品だとは感じた。だが、むしろ作品が人を選んでいるようにも思える。
次の獲物を探していると言っても良いくらいの力強さに、一度喰われてみても良いのでは無いだろうかとすら思った。
その両の目を、本作の極彩色と金属質な匂いの方へと放り投げてみるのはどうだろうか。
もしかしたら、その瞬間盲目になってしまうかもしれない。それは恋かもしれないし、魔物に喰われただけかもしれない。
だが、どちらにせよ一つの名作と出会ったという事に、変わりはない。
グロテスク。そう表現するのが最適だろう。
禍々しく、おぞましく、そしてエロティックな文体は読者を魅了する。
物語自体も重厚感に溢れており、まるで海外童話の原書を読んでいるかのような錯覚に陥った。
冒頭数行程度。僅か五百文字にも満たない文章を読んだ時点で、頭を殴り付けられた感覚を味わう事が出来る。
暴力的な魅力に溢れた作品。
禍々しく、おぞましく、そしてエロティックな文体は読者を魅了する。
物語自体も重厚感に溢れており、まるで海外童話の原書を読んでいるかのような錯覚に陥った。
冒頭数行程度。僅か五百文字にも満たない文章を読んだ時点で、頭を殴り付けられた感覚を味わう事が出来る。
暴力的な魅力に溢れた作品。
これは灰笛という街の物語。
地方都市の、雨ばかり降る魔法の国。それでも電車もスマートフォンもあって、人食いの怪物が現れるお話。
これは魔法使いあるいはそのモドキの物語
呪いを身に受けながらも人食い怪物と対峙し、時に傷つきながらこれを狩るが、社会的にはあまり評判はよろしくない者達のお話。
これは異世界転生の物語。
そんな街に、転生してしまった『人間だった』人食い怪物の物語。なんでもできたはずが、何にもできなくなったシャーデンフロイデなお話。
これは猫と天使と、龍とその他もいろいろなけものの話。
しかしそんな彼らでも、真実のみを語るのは恐ろしいことらしい。嘘とは言わないまでも、遠回しにはぐらかしたり、煙に巻いたりする。ぐるぐると、事態は踊り続ける。
しかしそれくらいでちょうどいいだろう。
人間はもう、じきに滅んでしまうのだし。
地方都市の、雨ばかり降る魔法の国。それでも電車もスマートフォンもあって、人食いの怪物が現れるお話。
これは魔法使いあるいはそのモドキの物語
呪いを身に受けながらも人食い怪物と対峙し、時に傷つきながらこれを狩るが、社会的にはあまり評判はよろしくない者達のお話。
これは異世界転生の物語。
そんな街に、転生してしまった『人間だった』人食い怪物の物語。なんでもできたはずが、何にもできなくなったシャーデンフロイデなお話。
これは猫と天使と、龍とその他もいろいろなけものの話。
しかしそんな彼らでも、真実のみを語るのは恐ろしいことらしい。嘘とは言わないまでも、遠回しにはぐらかしたり、煙に巻いたりする。ぐるぐると、事態は踊り続ける。
しかしそれくらいでちょうどいいだろう。
人間はもう、じきに滅んでしまうのだし。
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