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もしや我々は不要なのでは。

  • 投稿者: 退会済み   [2022年 09月 26日 22時 49分]
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山に踏み込むと思うことがある。
それは「もしや我々は不要な生き物ではないか」と、いうことである。
コンクリートジャングルには人間は欠かせないが、自然の森には人間は必要無く自然と生命を巡らしていくに違いあるまい。
その世界では私たちは訪問者であり、異物なのである。
そのような山を踏破したとき思う事は何だろうか。
大自然の力強さ。
これに限ると私は考えるのだが、どうだろうか?

これが山登りの境地。

 暮伊豆さんといえば異世界金融、数え歌、ヘビーレビューライターというイメージが強いですが、よく割烹でつぶやいているように、山登りも趣味の一つであるようです。

 山は私たちが普段暮らしている町中とは違います。山は人間からは独立して、ときには私たちを圧迫するような表情を見せることもあります。

 それでも、山を愛し、もはや山と一体化しているかのような暮伊豆さんには、私たちの一般的な感情を超えた山との付き合いかたがあるようです。

 頂上に着いたら、私たちはどこに進めばよいのでしょうか。

『進む』という行為についても、深く考えさせられる詩です。
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