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巧みな描写で描かれる、お姫様の贖罪の旅

  • 投稿者: 退会済み   [2022年 07月 20日 01時 45分]
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国民に愛されるお転婆姫が、国を滅ぼしてしまった。別に彼女は滅ぼそうと思って、憎いと思って滅ぼしたわけではないが、結果的に不幸にもそうなってしまったと言えるだろう。悪意があって滅ぼすよりもその心に負うものがあって当然だ。その感情が巧みに描写され、きちんと読者に伝わってくる。そしてそれを止めた側近の思いも。
旅立つまでが長いと思われるかもしれないが、これは絶対に旅立つまでに必要だった流れだ。絶対に読んで欲しい。そして主人公の思いを読み解いて欲しい。
そして贖罪のため、彼女は世界を救う旅に出る。だからといって変に暗くなることはなく、きちんと成鳥していく。彼女の旅の果てがどこに辿り着くのか、ぜひとも見守ってほしい。

おてんばの一言では収まらない破天荒なお姫様

本作はやることなすことぶっ飛んでいるお姫様のリヴィアが、自分にふさわしい誕生日の品を物色していると、あろうことか封印されていた悪魔の封印を解いてしまう。

何から何までぶっ飛んだ行動をするお姫様ですが、そのあたりは作者さんがしっかりと書ききっていて、情景を思い浮かべやすく、笑いを誘ってきます。

しかし、国がめちゃくちゃになったことにより罪と向き合い、そして、世界を救うための旅に出るなど、成長していく様は見ていて面白い一作です。

皆さんも是非ご一読下さい!

(≧▽≦)b
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