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歴史に詳しくない主人公が安土桃山時代へタイムスリップしたら?


 遥か昔からある「歴史上有名な時代へ主人公がタイムスリップしてしまい、歴史に介入してしまう」物語。
 よくあるのは歴オタが「戦国時代へタイムスリップ! 火薬をつくるぜ!」「三国志オタが三国時代へ! 鐙作ろう!」「コネチカット・ヤンキーがアーサー王宮廷へ! 発電所オ!」みたいなやつですよね。ある程度の歴史知識や、現代での知識を山程携えて、その時代の要人に取り立てられ……というような成り上がり物。
 それも面白いのですが、この作品は一味違います。

 主人公に歴史知識がないのです。どれくらいかというと、「三英傑」がわからないレベル。

 なのですが、それで面白さが減るどころか、寧ろこれまで読んだ戦国時代へのタイムスリップもののなかで一番面白かったです。
 読んで損はしません。お楽しみください。

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