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幻想的な月の女神と牡鹿の恋物語

  • 投稿者: 石猫錯理   [2022年 08月 27日 15時 41分 ()]
 
 恋は総てに降り注ぐ倖福
 恋はささやかな罪
 恋は美しい焦り
 恋は無邪気な夢中

 月の女神は
 ただただ静寂のなかで下界を見下ろし
 風の様に駆ける美しい牡鹿を眺める

 神は美しい者に寛大であり
 美しい者に興味が深く
 美しい者に恋慕を抱く

 恋をした
 それは静かな静かな恋

 新月の夜
 月の姿に変わって
 地上に降り立つ月の女神
 その姿は美しい雌鹿

 そして、恋物語は始まる·········

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