イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く淡く光る蛍が二匹
蛍たちはお互いを確かめるように
優しく舞っています
それは、互いに慈しむように
それは、愛を囁く恋人のように
それは、人の心を癒すように
それは、迷う人の道標になるように
それは、光を纏う花のように
皆の心を暖かくします
蛍たちの愛は輝くように
わたしの心に響きます
その淡い花たちは
夏の夜に消えることなく
やわらかに光るのです
この詩のように
蛍たちはお互いを確かめるように
優しく舞っています
それは、互いに慈しむように
それは、愛を囁く恋人のように
それは、人の心を癒すように
それは、迷う人の道標になるように
それは、光を纏う花のように
皆の心を暖かくします
蛍たちの愛は輝くように
わたしの心に響きます
その淡い花たちは
夏の夜に消えることなく
やわらかに光るのです
この詩のように
恋し恋しと鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす ※このレビューはネタバレを含みます。気になる方は先に本作をお読みください。
蝉のように鳴かず輝くだけの蛍の光は
和歌の世界で忍ぶ恋の歌に用いられてきました。
本作は二匹の蛍が夏の夕闇に飛び交うさまを
映しながら終盤の「夏の夕闇は」を境に
叙景詩から叙情詩に切り替わっています。
その切り替えかたが巧みなため
ラストまで読み手はそれに気づきにくく、
最後がより印象的に心に残る作品となっています。
しかし、この作者様はなんと美しい詩を
書かれるのでしょう。
いつもその技量に驚かせられるばかりです。
「風の静けさ、風の清(さや)けさ」
「やさしくあたたかな、やさしくやわらかな」
といった韻の踏み方
「美しくも切なく
はかなくも優しく
透き通るようでいて深い」
といった表現、しかもこれは蛍の光のことでは
ありません
終盤の光を喩える言葉の連続に
まるで心地良い音楽のクライマックスを聴いているような
感動を覚えました。
是非ご拝読いただきたいと思います。
和歌の世界で忍ぶ恋の歌に用いられてきました。
本作は二匹の蛍が夏の夕闇に飛び交うさまを
映しながら終盤の「夏の夕闇は」を境に
叙景詩から叙情詩に切り替わっています。
その切り替えかたが巧みなため
ラストまで読み手はそれに気づきにくく、
最後がより印象的に心に残る作品となっています。
しかし、この作者様はなんと美しい詩を
書かれるのでしょう。
いつもその技量に驚かせられるばかりです。
「風の静けさ、風の清(さや)けさ」
「やさしくあたたかな、やさしくやわらかな」
といった韻の踏み方
「美しくも切なく
はかなくも優しく
透き通るようでいて深い」
といった表現、しかもこれは蛍の光のことでは
ありません
終盤の光を喩える言葉の連続に
まるで心地良い音楽のクライマックスを聴いているような
感動を覚えました。
是非ご拝読いただきたいと思います。
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