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キミは宇宙人と聞いて何を思い浮かべるだろうか?

 キミは宇宙人と聞いて何を思い浮かべるだろうか?
 ヒト型、タコ型、イカ型、グレイ型、その他色々いっぱいあるだろう。
 では宇宙人の定義とはなんなんだろうか?

 本作は、自分自身がもともと有機物だったのか無機物だったのかすらわかっていない、気がついたら人間の女の子に寄生していた自称宇宙人が、なりゆきで主人公(男)の家に転がり込むお話である。妬ましい。

 見た目完璧に(肉体的にも)人間な宇宙人が人類の電力の供給システムに感心したり、プリンの味に本気で感動しているのを見るのは、なにか微笑ましいものがありますw。

 ほのぼのと、タブン宇宙人な女の子と主人公の日常を描きながら人類とは、宇宙人とは、知的生命とは、生命の定義とはなんなのか等、様々なことを疑問に思い考察していてなかなかに考えさせられます。

 SF、宇宙人に興味がある人に是非見て欲しい、基本ほのぼの、終盤驚愕の展開の小説です。
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