イチオシレビュー一覧

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見えない相手に対して、適当な言葉を返していませんか?

 ネット社会に生きる現代人の身につまされる、ホラー作品です。

 小説投稿サイト「小説帝国」で活躍している主人公・暁月ソーランヘイム(ペンネーム)さんは、同サイトが放送している深夜ラジオを聞いていました。この番組に関して、都市伝説があるのですが、本当なのだろうか、確かめるためにバンドを合わせたのです。

 放送中のおたよりコーナーで読まれた質問と回答、DJについて、、主人公の過ち、そして「見えない相手」に対する態度を「聞き」逃さないでください。さらに、都市伝説の真相がなんと……! 最後まで気が抜けない現代ホラーです。

とあるWeb小説作家に訪れた恐怖――

 小説投稿サイト『小説帝国』。
 その投稿サイトのラジオ番組には都市伝説がありました。なんと、ラジオの放送終了後、なぜか小説帝国ラジオが再び始まるというのです。

 小説のネタになるからとその都市伝説を真偽を検証するためにラジオを聴いた、『小説帝国』の書き手である主人公。
 そしてその放送内容を聞いているうち、彼はとある出来事を思い出し……。


 読み終えた時、背筋が冷たくなりました。
 これは絶対に他人事じゃない。Web小説を書いている者としてそう思えたのです。

 とにかく読んでみてください。
 とてもリアルなホラーにゾクゾクさせられますから……。
 

文体や更新頻度が突然変わる……そのとき作者様に何が起こったのか

  • 投稿者: 幌あきら   [2022年 11月 17日 13時 18分]
こちらの作品は『とある小説投稿サイトのラジオ番組』の『都市伝説』をめぐるホラーです。
都市伝説……つまり身近にありうる奇妙な噂を扱ったお話です。

主人公は『都市伝説』を検証しようとしているのですが、まあなんとも秀逸!

ラジオ番組が小説投稿サイトらしい一般的な話題で楽しく進行していく横で、主人公はふと違和感を感じます。ええ、ちょっとした違和感です。「その質問聞いたことあるな」程度の。そして主人公は「そういえば俺に質問してくれた人って」と、あるユーザーさんを思い出すのです。

そして唐突に始まる『裏ラジオ』
さてその正体は!? さっきの質問って? あのユーザーさんって?

暴言を吐くAIが運営元に遮断されていたのに不意を突いて一時復活した、という事例が実際にありました。
文体や更新頻度が突然変わった小説投稿サイトの作者たちは?
きっとあなたも、そこはかとない恐怖を感じるに違いありません!

日進月歩の勢いで発展するネット社会に対して、私達人間はどうあるべきか…

小説投稿サイトの運営するラジオ番組「小説帝国ラジオ」は、少なく見積もっても45年の歴史を誇る長寿番組です。
そんな老舗のラジオ番組を愛聴していたネット小説家の身に降り掛かった怪事とは、果たして何か?
その点につきましては、是非ともあなた御自身でお確かめ下さい。
私から申し上げられますのは、現代のネット社会に生きる私達にとっては決して他人事では済まされないという事ですね。

日進月歩の勢いで発展していくネット社会に対して、私達人間はどう向き合っていくべきなのか…
夏のホラー2022の参加作品である本作は、そうした問題提起の盛り込まれた考えさせられる御話です。
直接顔を合わせないでも済むのがネット上のお付き合いの気安さですが、だからこそ責任を持ちたいですよね。

悪意無き善行の行き着く先は?

『無情の風は時を選ばず』という諺がありますが、時として理不尽と称せられるモノは、常に身近な日常に潜んでいるものです。

とある小説投稿サイトが運営するラジオ番組には、最近ある物騒な噂が囁かれるようになりました。
物語の主人公は、この投稿サイトに自作を投稿し続けている一人のユーザーであり、今この作品に目を通そうとしている貴方と同じ普通の人です。
ただ、違う点を挙げるとすれば、彼は貴方よりもほんの少しだけ好奇心が強かった……ただ、それだけの事だったのかもしれません。
そして彼は、その真偽のほどを確かめようと噂の検証に乗り出すのですが……。

【夏のホラー2022】参加作品です。
気付かぬうちに理不尽と言う名の因果に巻き込まれる恐怖を御堪能ください。
決して他人事ではありませんよ?
今後貴方様が迂闊な真似をなさらない様に願い、是非ともこの作品に目を通される事を御勧めいたします。
是非ともぉ~~。

決して他人事ではない恐怖

  • 投稿者: 七生   [2022年 08月 18日 12時 41分]
小説投稿サイトの運営が作ったラジオ番組。
司会者は今話題の声優さん。何故か司会者は1年ごとに交代するという人気の長寿番組である。
午後11時を過ぎた所。
最初のお便りをきっかけによみがえる記憶。
そして恐怖が動き出す。
あなたは今まで、相手からの相談に対してどのように向き合ってきただろうか。
そして都市伝説の真相とは。
「なろう」関係者の皆様なら、決して他人事ではない恐怖をお楽しみください。
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