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絶望感がひしひしと伝わってくる、傑作ショートストーリー

 主人公は同居している男にクスリを呑ませました。
 クスリが効けば男はもう二度と目を覚ましません。

 家にいたら男の夜の相手をさせられ、逃げ出しても連れ戻される。
 そんな絶望的な毎日から解放されるために彼女が選んだたった一つの方法がクスリ。しかしクスリが効かなければ、また同じ日常が始まるかも知れない――。


 主人公の切実な心の悲鳴に胸を締め付けられ、そして最後の最後、ラストでアッと驚かされる純文学作品。
 ダークですが面白いです。ぜひ読んでみてください。
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