イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く変な話である。主人公は32歳の行き遅れの女性で、魔法少女。キツい。インパクトがある。けど、物語全体を通して見れば、彼女は登場人物の中ではまともな部類であることがわかる。
他の登場人物も、揃いも揃って変なのだ。変なキャラしか出てこない。
しかし、変な人たちが一様に己の信念のために戦う様は格好良くも見えてくる。なんでそう見えるのか謎だが、それが面白い。
話の中身も、フェミニズムやら弱者ビジネスやら、その他の社会問題を取り扱っていて謎に社会派だ。そして、これらの問題点をズバズバ指摘していく。変な登場人物たちに扱わせることで、見事に風刺として昇華させている。
すごい技量だ。変な話なのに、きっちり面白い。すごい作者っていうのはいるものだなあ。
他の登場人物も、揃いも揃って変なのだ。変なキャラしか出てこない。
しかし、変な人たちが一様に己の信念のために戦う様は格好良くも見えてくる。なんでそう見えるのか謎だが、それが面白い。
話の中身も、フェミニズムやら弱者ビジネスやら、その他の社会問題を取り扱っていて謎に社会派だ。そして、これらの問題点をズバズバ指摘していく。変な登場人物たちに扱わせることで、見事に風刺として昇華させている。
すごい技量だ。変な話なのに、きっちり面白い。すごい作者っていうのはいるものだなあ。
面白いです。毎話、腹かかえて笑ってます。何が面白いかって、普通の言葉で言えば、個性的、キャラが立ってるでしょうか? 正直に言うと、全部“変”です。キャラがほぼ全員変人! そもそも、中年女性が魔法少女やってるんですからww
ストーリーは魔法少女達が悪の組織と戦う…というものです。こちらも言葉にすると普通ですね。でも、どこか変なんですよ。その悪の組織というのが、過激なフェミニストだったり、社会に不満を持つ妙な男の集団だったりと…とにかく、色んなことをディスっております。そこから引き出されるシニカルな笑いが、この作品の最大の魅力でしょうか。
ストーリーは魔法少女達が悪の組織と戦う…というものです。こちらも言葉にすると普通ですね。でも、どこか変なんですよ。その悪の組織というのが、過激なフェミニストだったり、社会に不満を持つ妙な男の集団だったりと…とにかく、色んなことをディスっております。そこから引き出されるシニカルな笑いが、この作品の最大の魅力でしょうか。
誰しも幼少期には魔法少女に憧れる。魔法杖を持って、フワフワドレスを着て、マスコットを使役して、イケメソ男子とキュンキュンして悪を滅ぼす…僭越ながら、私もそんな純心の持ち主だった。
しかし“少女”はいつまでも続かない。やがては大人になるもの。たまに将来を垣間見る展開はあっても、そこには結婚・仕事と“充実した大人”という素敵な幻想が常である。
しかし、この小説は違う。現実と理想とのギャップを突きつけてくる。それはただ生死の無情なやりだけでなく、“大人の汚さ”を徹底的に突きつけてくるのだ。
主人公メイはひどく現実的だ。我々と同じ様に悩み、ストロ○グゼロを飲み干し、婚活に苦労し、グロテスクなマスコットと暮らして悪と戦う。その“悪”は一癖も二癖もあり、その戦闘はただ倒すだけでは留まらないところにこの小説の面白さがある。
現代の日本の抱える闇についても言及した、素敵な作品だとオススメ致します!
しかし“少女”はいつまでも続かない。やがては大人になるもの。たまに将来を垣間見る展開はあっても、そこには結婚・仕事と“充実した大人”という素敵な幻想が常である。
しかし、この小説は違う。現実と理想とのギャップを突きつけてくる。それはただ生死の無情なやりだけでなく、“大人の汚さ”を徹底的に突きつけてくるのだ。
主人公メイはひどく現実的だ。我々と同じ様に悩み、ストロ○グゼロを飲み干し、婚活に苦労し、グロテスクなマスコットと暮らして悪と戦う。その“悪”は一癖も二癖もあり、その戦闘はただ倒すだけでは留まらないところにこの小説の面白さがある。
現代の日本の抱える闇についても言及した、素敵な作品だとオススメ致します!
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