イチオシレビュー一覧

草原冬子の元を訪れる男性、彼が探す「草原春子」。冬子には心当たりがありません。
懸命に春子を探す男性に根負けし、冬子は彼を手伝うようになります。
春子は一体何者なのか。読者は冬子と共にその正体に向き合っていくことになります。
展開が進む毎に違和感が見えてくる描写、ラストの展開には唸らされました。
人は生きていく為に様々なものを犠牲にしています。自身の生き方についても考えさせられる作品です。