イチオシレビュー一覧

主人公は『ふつうの』サラリーマンです。

ただ、昔に息子さんが使っていたランドセルを物置で見つけ、それを背負って出勤するだけです。

奇異の視線を周囲から集めます。
気が散ってしょうがないのでしょう、上司からは叱られます。

ですが、主人公は決してやめません。
注目されるのが快感らしく……。
他人と違うことをしている自分に選民意識でも感じてしまったのでしょうか？


やがて大人がランドセルを背負って通勤するのが流行な時代が来れば、彼はつまらなくなってしまうのでしょうか？

その時、彼は次にはどんな他人と違うことを始めるのでしょうか？
それは作品を読んでご確認ください。

社会に疑問を投げかける問題作です。