イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く今や大観光地となった東京スカイツリーが建つ下町エリア。
1945年3月10日、そこに1600トンもの焼夷弾が落とされ、9万5千人以上の方が犠牲になりました。
主人公の少女はそんなニュースを見ながら、おいしい朝ごはんを食べて、東京スカイツリーにお母さんと遊びに出かけます。スカイツリー近くの言問橋で、布の色も模様も違う、可愛くないけれど哀しい目をした、うさぎのぬいぐるみを拾ってしまいます。
その夜うさぎが少女に見せた思い出は、東京大空襲の哀しく辛い記憶。
少女とお母さんが、ぬいぐるみを介して犠牲者を弔う場面は、読者の心に優しく響きます。
今日は終戦の日。
人間が選び取ってしまった過ちを心に刻んで、平和な毎日を守っていきたいと願います。
作者は、大人だけでなく戦争を知らない子供たちにも知ってほしいと、童話として書いたそうです。
どうかこの物語のメッセージが、多くの方に届きますように……!
1945年3月10日、そこに1600トンもの焼夷弾が落とされ、9万5千人以上の方が犠牲になりました。
主人公の少女はそんなニュースを見ながら、おいしい朝ごはんを食べて、東京スカイツリーにお母さんと遊びに出かけます。スカイツリー近くの言問橋で、布の色も模様も違う、可愛くないけれど哀しい目をした、うさぎのぬいぐるみを拾ってしまいます。
その夜うさぎが少女に見せた思い出は、東京大空襲の哀しく辛い記憶。
少女とお母さんが、ぬいぐるみを介して犠牲者を弔う場面は、読者の心に優しく響きます。
今日は終戦の日。
人間が選び取ってしまった過ちを心に刻んで、平和な毎日を守っていきたいと願います。
作者は、大人だけでなく戦争を知らない子供たちにも知ってほしいと、童話として書いたそうです。
どうかこの物語のメッセージが、多くの方に届きますように……!
77年前、そこは戦禍の真っ只中にありました。
主人公の女の子はお母さんと一緒に東京スカイツリーを訪れます。
その帰りに通りすがった言問橋で、うさぎのぬいぐるみを拾った女の子。
古めかしいそれを置いて帰るはずが、何故か女の子はそれを持って帰ってしまって……。
女の子が夢の中で見るのは、当時の東京。
世界有数の都市として発展を遂げた現在とその光景は大きく異なっています。
作品内で描かれるのは実際に現実にあったことで、私たちは息を呑んで読み進めることしかできません。
あれから約80年が経過しても、まだ戦争が存在しているこの世界で、私たちができることは一体何なのか。
終盤で描かれるお母さんの行動に目頭が熱くなります。
いつか必ず、この世界に平和を。
是非読んで頂きたい名作です。
主人公の女の子はお母さんと一緒に東京スカイツリーを訪れます。
その帰りに通りすがった言問橋で、うさぎのぬいぐるみを拾った女の子。
古めかしいそれを置いて帰るはずが、何故か女の子はそれを持って帰ってしまって……。
女の子が夢の中で見るのは、当時の東京。
世界有数の都市として発展を遂げた現在とその光景は大きく異なっています。
作品内で描かれるのは実際に現実にあったことで、私たちは息を呑んで読み進めることしかできません。
あれから約80年が経過しても、まだ戦争が存在しているこの世界で、私たちができることは一体何なのか。
終盤で描かれるお母さんの行動に目頭が熱くなります。
いつか必ず、この世界に平和を。
是非読んで頂きたい名作です。
『77年前の今日未明、東京の下町では、多くの市民が犠牲となる大空襲がありました。空は真っ赤に染まり……』
なんでもないそんな朝、温かいスープを飲みながら、母と幼い娘がテレビから流れるニュースを耳にするところから、物語は始まります。
その日、母と娘はスカイツリーを見に行き、隅田川にかかる橋を渡ります。そこで汚れたうさぎのぬいぐるみを拾い…
第二次世界大戦中に、東京大空襲があった日、夜中に沢山の焼夷弾が落ち、町が火の海になりました。
戦争を知らない人が殆どになっている時代ですが、戦争が身近に起きる可能性がないとは言えない時代を迎えています。
そんな今こそ!読むべき物語です。
あ、人前で読むのは注意が必要です笑
そうでなくても、ハンカチ、ティッシュなどのご用意を!
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