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何と言う、狂気の物語。最後の数行が凄い!!!

  • 投稿者: 立花 優   [2024年 03月 17日 21時 14分]
極、軽い感じで語られる、この書き出しに、絶対に騙されては、駄目ですよ!!!

ともかく、最後の最後まで読みこまないと、この小説の面白さは、絶対に、理解出来ませんよ!!!

偉そうに、この私が言える事でもありませんが、この小説は、面白いのです。

傑作と言う言葉を、使っても、遜色無しですよ。

ですので、先ずは、読んで見て下さいね!!!

芸術家が心血を注いで制作した芸術品には、強烈な情念が宿っていても不思議ではありませんね。

主人公は、表の世界では女子高生として生きている怪盗ロザンヌ。
とはいえ今の彼女の実態は、マネーロンダリング目的で制作された贋作を専門とする警察の協力者なのですね。
そして今回の標的は、19世紀のポスト印象派を代表するフィンセント・ファン・ゴッホの描いた「ひまわり」でした。
ところが、この「ひまわり」は曰く付きだったそうで…
第4回なろうラジオ大賞の参加作品である本作は、芸術に纏わる狂気と情念の感じられる短編ホラーです。
芸術家が心血を注いで制作した芸術品には、強烈な情念が宿っていても不思議ではありませんね。

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