イチオシレビュー一覧

　書籍化実績があり人気作を世に送った経験のある著書が、小説家になろうに於ける投稿のあり方や読まれる作品になる為の書き方のイロハについて自身の体験を交えながら軽妙洒脱に語る教科書的な目から鱗のエッセイです。
　ランキング上位を目指すのであれば必読だと思います。

　書かれている内容について、個人的には概ね賛成といった感じです。読んでいて、なるほど確かに本格ファンタジーは定義が曖昧だな、と改めて感じました。

なろうに多くいらっしゃる書き手のみなさん、みなさんがなろうで執筆をする理由はなんでしょうか？
ランキングに載りたい、ポイントが沢山ほしい、書籍化の夢を叶えたい……それぞれのゴールは違うかも知れませんが、すこしでも多くの方に自分の作品を読んでほしいと思いながら、日々コツコツと執筆を続けられていると思います。私もそうです。

そんな我々が、ただ作品を書き続ける以外にできる、読まれるための努力とはなにか。そもそも自分はそれをできているのか。
本作のタイトルにある「本格ファンタジー」の書き手でなくてもいいんです。もし少しでも気になったら、是非読んで頂きたいのです。
きっと、まだまだ自分にできることってあるよね、と振り返ることができるはず。おすすめです。