イチオシレビュー一覧

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当たり前のように存在する物の有難みは、失ってみて初めて分かるのですね。

本作の視点人物であるの佐藤さんは、突然異世界転移してしまったサラリーマンの日本人男性です。
彼が転移した先は、ウサギや狼といった動物達が二足歩行している獣人の惑星でした。
ここだけを切り取りますと、おとぎの国に憧れる方々やケモナーな方々にとっては夢のような世界に感じられるかも知れませんね。
ところが佐藤さんにとって、この異世界転移はかなり過酷な物だったようで…
第11回ネット小説大賞の参加作品である本作は、慣れ親しんだ環境の有難さが改めて実感出来る御話です。
当たり前のように存在する物の有難みは、失ってみて初めて分かるのですね。

獣人に夢を膨らます者たちよ、これが真の獣人だーー

∀・)こんにちは。「ワンピースのキャロットが仲間になる説」でなにかときめいてました。なろうだろうね。この気持ち。いでっちでぇ~す♪♪♪


∀・)本作はそんな獣人に夢を膨らます人たちのロマンをこれでもかと打ち砕くコメディ小説になります。なにがそうさせているかって「リアル」なんですよ。この作品に登場してくる獣人たちが(笑)主人公の30代の男性はある日、ひょんなことから獣人たちの住む惑星に転移するのですが、そこに住む獣人たちとは――


∀・)なろう界のカリスマ作家のお一人であるちはやれいめいさまの手掛けるリアルな文学にしてリアルなコメディ。短編作品なのでさらっと読めます。ぜひこの醍醐味、読んで体感すべしです。是非ご一読を☆☆☆彡

種族が違えばわかり合えないこともある

 獣人ってもふもふだったりして可愛いですし最高ですよね♪
 私は獣人大好きです。でももしも獣人ばかりの世界に連れて行かれれば、そんな考えも変わってしまうかも知れません。

 謎の転移によって獣人ばかりの惑星にやって来てしまった主人公。
 会話は通じるし、獣人はみんな優しい。何も問題がないと思っていたらさあ大変、完全にケモノな獣人と人間では食べるものが違い過ぎます。
 ネズミの踊り食いだったりとか、う〇こをそのまま食べるとか。できないことはないかも知れませんが、普通に考えて無理ですよね。
 そんな中で主人公はどう生きるのでしょうか?

 2000文字足らずでサクッと読めますし、とっても面白い。ぜひ読んでみてください、おすすめです♪

子どもに読ませたい、異世界転移飯テロコメディー。

現代日本では食に困ることなど、まずありえない。
昨今の物価上昇などの社会要因によって、食事を安く大量に手に入れられる事のありがたさを、実感している日本人も増えてはいるだろう。
だが粗食に対してであろうが、それを考える者はほぼ皆無なのではないか。

本作のジャンルはコメディーであるが、中々に異世界転移した主人公の人生の悲哀に満ちている。
安易に異世界転移を願えば、辛い暮らしが待っているかもしれない。
そんな異世界に対する価値観。あるいは種族に関する価値観。そして食に対する価値観。
それらに対する提起が高次に融合させられた、奥深い作品なのである。

読了後にタイトルを振り返れば、主人公に共感できることであろう。
そして主人公の境遇に陥ったと仮定して、自らが逞しく生き続けられるか自問自答することとなる。
この何とも形容し難い心情を読んでみて、是非体験してほしい。

ところ変われば食文化も……。

今や様々な料理がこの世界には生まれている。
栄養の事を計算して作った料理からそんな事など考え無しに、ただただ美味いという理由だけで作られた料理、さらには見栄えが良い料理に悪い料理に……挙げるとキリがないくらい、この世には様々なバリエーションの料理が存在します。

さてこの物語は。
そんな飯テロ系な異世界転移モノ……ではない。

いや、最終的に現実の料理が恋しくなるっていう点ではある意味飯テロともいえるかもしれませんが……まさかな世界に転移してしまったまさかな主人公のまさかな半生を……是非とも見届けてみてください。

絶対に、こっちの世界の料理がありがたく見えてきます(;'∀')

種族が違うってこういうこと。 さくさく読める、楽しい作品です!

  • 投稿者: 四季   [2023年 02月 18日 15時 50分]
異世界に飛ばされた主人公が獣人らとの食生活の差に驚く…… というようなコメディー短編です。

種族が違うってこういうこと。
そう教えてくれているかのようで興味深いです。

また、さくさく読めるので、なろう初心者の方にでもおすすめできます。
きっと楽しんでいただけるはずです。

みなさま、ぜひ、気軽に覗いてみてください。
読み始めればあっという間に世界に引き込まれると思いますよ~ (*´▽`*)
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