イチオシレビュー一覧

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最後まで、そしてコミック化へ

  • 投稿者: kinkin   [2023年 06月 17日 23時 52分]
久しぶりに見応えのある歴史物の転生作品を読んだ気がします。
着目点が今川氏真ではなくその妻というところがいいです。
基本的に女子は歴史が苦手。
主人公の結も御多分にもれず有名戦国武将しかわからない。
なので松平元康と仲良くしてなんていうチートも使わない。
これからの展開、今川義元は史実通り退場するのか?
今川氏真は家臣からの裏切りにあうのか?
そして結は表舞台に登場するのか?
とても楽しみです。
最後に作者の銅田赤留久納太郎先生にお願いがあります。
この作品とても面白いので、ラストまで必ず書き上げてコミック化することを期待しています。

転生歴史物。しかし、知らないからこそ魅力がある

  • 投稿者: アゼル   [2023年 06月 13日 05時 25分]
わざわざ「なろう」まできて歴史物を読んでいる以上、恐らくほとんどの人が日本史好きな人が多いだろう。しかもテーマは転生歴史物。さぞ有名武将の青田買いや、内政チートでもかますのだろうとまず思う。

しかし主人公は、何も知らない。日本史も義務教育レベルで、織田、徳川、豊臣ならかろうじてわかる。北条?なにそれ?状態。

だが、だからこそ面白い。何も知らないからこそ、有名武将を前にして自分の考えをぶつけられるし、他の小説にはないオリジナリティある人間関係が構築されている。現代人の思考を有しながら、しっかりとその世界に生きている。

また歴史考察と現代的な読みやすさのバランスが非常に良い。歴史物は、当時を調べ、忠実に描き過ぎることで、逆に読みづらくなったり関係性が分かりにくくなる事がある。そこら辺が絶妙。

どんな世界になるのか、実に楽しみな作品である。
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