イチオシレビュー一覧

王道にして正統。騎士と令嬢の身分差の恋の物語。

ザマァ的な要素もあり、卑怯者たちが完膚無きに叩きのめされるシーンは胸がすく思いを抱く。

細かな設定などを見るに、もっと話を拡げようと思えば出来たのに、あくまでマリウスとライザの物語を彩るためのものと割り切っていることに好感を覚える。

最後のどんでん返し（と言っていいのかわからないが）、「ああ、あの時のはそういうことだったのか」と思わせる要素もある。

タイトルの通り、「すべての人が敵になった」様な絶望的な状況から始まるので、ぜひライザ嬢となった気分で読まれることをオススメします！